2018/07/19

棄民の国

18日は朝から30度を超えていました。
そして今朝も一緒です。窓を全開していても、室温は36度ぐらいまでなっています。
外に出るのが危険と感じる今年の夏です。

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エアコンと古い扇風機を活用して息をついています。
リモコンは作動しなくなっているけれど、まだ動くので最後まで使うのだ!

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今週は珍しく、授業の録音を聴き直していたのです。

土曜日は、ちょうど7月14日の「革命記念日」
シャンゼリゼでは、大軍事パレードが行われ、人々はサッカー世界一の興奮と共に沸き返っていたことでしょう。

さて授業で使ったこの記事。
マクロン大統領の横にいるのは、インドのヨガ好きの首相ですね。
タイトルは
La France n'est plus la sixième économie mondial.
フランスはもはや世界の経済大国の6番目ではない。

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この記事の説明の後、世界で一番は? アメリカ。 2番目は中国。

「 Le troisié est Japon ! 」
3番目は日本です

と先生が言うと 、皆の口から「オゥ〜」と言う声が一斉に出たのです。

つまり、私たちはそう感じていない。
世界で3番目の経済大国で生きているという実感を持っていなかったという事です。

世界第三の国ならば、一般国民がもうちょっと充足感を持てるはずでなないだろうか?
年金生活者の私が、生活にゆとりが無いのは仕方がない。
しかし、、若者達まで、仕事に拘束されて休暇もろくになく、ごく普通の暮らしさえ出来かねている。

こんなでは、恋人とつきあう時間もとれない。結婚して子供を持つ。
若者の多くが、考えることさえ放棄しています。
これで少子化を危惧するとは、飛んだお笑いだと思わずにいられないのです。

今回の西日本豪雨で、仕事が済んで帰宅途中の若い警察官が、爆流に流されてしまいました。
彼らにとっては仕事時間は終わっていて、若い二人だけなら逃げようがあったと思います。
でも、住民を避難させなくてはと言う思いで彼らは動いたのです。
人間として、また職務で培われた使命感で、他の人の救出を最優先にしたのです。

午後のワイドショーで、一人は遺体が見つかったけれど、もう一人のはまだ行方不明とのこと。
28歳と29歳の若い輝く笑顔を見て、親御さん、ご家族の気持ちを思うと涙が溢れました。

それにひきかえ、日本の大臣達はなにをしていたのか?
大豪雨予報にも関わらず、自民党幹部達は、赤坂自民亭と称して、飲んで騒いで、浮かれていたのです。
ツイッターで、乾杯の姿を、自ら流しています。

それを取り上げられて、麻生副総理が、遺憾に思う といったと聞き、当然だわと思ったのです。

彼は反対の意味で遺憾だといったのでした。
「ただの懇親会を、飲み会だと言い立てるのがけしからん」
唖然とするしかありません。
君たちは公僕であり、お殿様じゃないんだよと私は言いたい。

国のトップであるからには、自分のことより、災害に遭った国民を心配知るのが筋だろうが!

今21世紀の初めに、この国に必要なのは、賭博場でも、オリンピック施設でありません。
老朽化したインフラの整備が、早急に必要です。
高度成長期に、乱立した道路、ガス管、水土設備、電線、すべてが痛んできているのです。
これから、毎年、毎シーズンに、やってくるであろう、数十年に一度とか、未曾有の大災害を考えているのでしょうか?

東京ばかりに焦点が当てられていますが、今、地方は疲弊しきっています。
山が荒れ、川は補修がおぼつかない。

今回、四国中国の山間部のJR線が復旧するのに、1年以上かかる場所もあるらしいのです。
今まででも、日に数本のローカル線で支えてきた田舎の暮らしは崩壊してしまいます。

それでも、被災地では、住民とボランティアが支え合ってやり直そうとしています。

国の動きが感じられない。
血の通った人間の心が見えない。

世界第3位の経済大国は、経済だけ肥大している、棄民の国だと思わずにはいられません。

夜7時半になっても、空は焼けただれた色をしていました。
(17日、我が家から映す)
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2018/07/13

おい、おい、老い !

「そうだ、アレを確認しておかなくては」と思って、隣の部屋に行って・・・
あれ?アレって何を探してたんだっけ、という事はありませんか?

そんな話が書いてある本ではありません。
本や手紙にまつわるテーマを綴った短編集です。
山科で電車がストップした日 に、時間を潰すため立ち寄った本屋さんで買った文庫本です。

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でもこの本を読みかけて「アレを見とこう」と思ったのは確かです。
アレって何だったのだろう、体を動かして移動したのは良いが、本当に忘れてしまいました。
後になって、平日のプール、成人は何時から入れるのか見ておこうと思ったのを思い出したのでした。
物忘れの年頃真っ只中の私です。

そして、なぜ時間を確認しようと思ったのか?
いつもの時間の水泳教室での水泳を先週から禁止されているからです。
なぜ?
道徳に反したことして教室参加禁止になった訳ではありません。
膝の調子が悪くて、しばらくお休みしなくてはならなくなったからです。
毎週治療をしてもらっている鍼灸師さんから
「関節の中が炎症を起こしてるようだから、水の中で歩く程度にしておいてください」
とのご忠告をいただいたのでした。
確かに、足を水の中でバタバタ動かすだけで両膝に痛みが来ます。
安静にすると足腰弱ってくるし、頑張ると痛めるし…微妙な年頃であります。

七夕様にでも、丈夫な体をとお願いして見ましょうか?
ハハハ、今更何を願うのだと、天の神様たちから笑われてしまいそうです。
この歳になってくると、願いたいのは、世界の平和と地球の環境維持だけぐらいです。
まあ宝くじぐらいなら当たっても良いけれど・・・
買ってないのに願ってもねえ〜

願い事を書いた笹竹を見かけるのも、スーパーやデパートだけになりましたね。
織姫も彦星も、今では天の川を宇宙船で会いに行っているのかも…

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本のページをパラパラとめくっていたら、年寄りにはファックスが良いと書いてあったので、一体いつと発行日を見たら平成8年でした。今から22年前です。
式田和子氏の「死ぬまでになすべきこと」という本ですが、さしずめ今なら、年寄りにはタブレットでしょうね。
今やファックスを使っている家庭は少数派となっていると思われます。
そして、意外と思われるかもしれませんが、70代80代の老人世代は、タブレットを結構上手く使っているのです。
携帯からスマホ、そしてタブレットと老人の適用力も、結構時代の流れに合わせて変わっているのです。

この本の作者、式田さんは2001年に76歳で亡くなっていました。
ネット検索したら
5月16日夜、自宅で死去、一人暮らしで、17日朝、亡くなっているのを家族が見つけた。死因は不明。

清々しいほど、うらやましい亡くなり方です。

七夕の願いに「このような最後をお願いします」と書いておけば良かった。

まあ、そうなるためにも、足腰を鍛えたいと思う今年の夏です。

梅雨明けの10日、朝4時半ごろの眺めです。
山並みの上にかぶさる雲が、山の上にまた山があるようで、ちょっとびっくりしました。

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2018/07/09

私たちは、災害列島の上に生きる動物の群れにすぎない

20世紀以降、人間は宇宙空間に数え切れない宇宙船を打上げ、今や、それが地球の環境を脅かすまでになっている。
と先月の授業で教わりました。
私たちは、未来までも自由に動かせるような科学技術を人間は手に入れているような錯覚に陥っています。

7月に入ってからの、地震、そして豪雨に、自然の力の前の人間の無力さを改めて思い知りました。
ニュースや携帯で、非常事態を知ることが出来るのはありがたいことです。
しかし、それに、対処できるのは、生身の、この柔な身体一つしかない。
特になじみのある京都の避難勧告の情報テロップを見ていて思ったのです。
京都盆地をぐるっと取り囲んだ山間部の集落のほとんどに避難命令が出ている。
そして○○世帯 ○○人。それを見ると、一軒の世帯人数は、平均 2,5人を下回っているようでした。
老夫婦の世帯、一人暮らしの老人世帯が、過疎地に増えているのです。

「数十年に一度の大災害が近寄ってます!気をつけてください!」

避難しろって言われても、どうしたら良いのだ!
避難命令の出た地区の人達は、どんな思いだったでしょうか?

一人暮らしの私は、TVをつけていると、だんだん気持ちが圧迫されてきて、呼吸が苦しくなりそうでした。
恐怖をあおりすぎ。報道過多だ・・・見ずに寝よう。
住民に周知はしたという、公的機関とマスコミの責任回避のためやっているんではないのか?
おそらく現場では、消防団や地域の人々が、声を掛け合って動いてきたと思うのです。
現場の地道な大変さと、劇場型の恐怖を煽るかのようなニュースの落差を思わずにはいられませんでした。

7日の朝、我が家の横を流れる川の水量は、まだ大丈夫のようでした。
ここでは、夏の朝に、鮎釣りに来ている人をよく見かけます。
これでも、うっかり足を踏み込むと流されてしまうでしょう。

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こんな豪雨が、一夏に何度もやって来たら・・・
心配性の私は、またおびえてしまうのでした。

人間は、あまりにも環境を破してしまった。

油断している間に、核ミサイルでもなく、戦争でもなく、人間が自ら招いた災害で、地球の上の生き物は滅びてしまうかもしれない。

7日は、だんだんと天気は回復していったのですが、先週に懲りて(山科駅で足止め)、京都に出かけるのは止めました。
その結果、休講になってしまい申し訳なかったです。

先生は、情報が伝わって無くて来る人を心配し、念のため会場前まで足を運んでくださったとのことです。

私は、琵琶湖に浮かぶ「ノアの箱舟」に乗った気分で過ごしておりました。

で、読んでた本: 青空の卵 と 和菓子のアン

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ちょっと心がほっこりする、人間って良いなあ~と思わせてくれる本です。

こんなぼんやりのノアばあさんでは、生き物たちを未来に連れて行けそうにありませんね。

まあ、出来ることからボチボチと・・・・

食べるものを無駄にしない。
ゴミを出来るだけ少なくする。特にプラゴミは要注意。
買い物袋は、必ず持って歩こう。

前日、髪を切りにいった美容院で読んだ週刊誌の投稿欄に、若いお母さんが書いていました。

子供と母親の集まりに、おにぎりを作って持って行ったら
《「まさか、ラップやプラスチックの型を使わずに手でにぎったんじゃないでしょうね?」と言われ「手で握りました」というと誰も手を出さなかった。ただ一人のお母さんが「手で握ったおにぎりって懐かしい。うれしいわ」と食べてくれて嬉しかった。》

と言うのを読んで、ビックリしました。
私など、おにぎりとは、手に水と塩をつけてにぎるからおにぎりだと思っていたのですが・・・
食物に対する冒涜と言うだけではなく、こういうのから、ママ友グループのいじめの発端に繋がるのかな?

もっと、おおらかであって欲しい、ギスギスしすぎです今の世の中。

そんなだから、アレルギーが、ますます増えるのではないか、そして、人間の心の接触も忌避されていくのではないか?

などと思ったのであります。

山では落とした物でも拾って食べるのは当たり前、(もちろん場所にも寄りますが)
私の若い友達は、私が食べきれなかったら、「食べていいんすか?」と喜んで食べてくれます。

そんな仲間と、育って、これまで生きてこられて良かったなあと思う今日この頃です。

今日は青空が戻ってきました。

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2018/07/01

地震雷火事親父と言うが

昨日、6月30日のことです。
いつもの土曜日と同じで、授業が終わり、6時に地下鉄山科駅に戻ってびっくりでした。
JRが完全にストップしていたのです。

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駅の放送によれば、雨のためで復旧するのは8時半頃の予定との事です。
さあ、我が家は、JR一本のみで私鉄は走っていません。
うーん、しばらく待つしかないなあと思い、近くの本屋さんに行って、文庫本コーナーで時間を潰しました。
2冊購入して、7時半頃、期待を込めて駅に行ってみたのですが、まだのようでした。
しゃあない、どこかで夕食を食べてから考えよう。
朝も昼も、今日は低糖質で頑張ったのに…
朝食
バターロールに水抜きカスピ海ヨーグルト、スムージー(牛乳、バナナ1/3本、キャベツ、セロリ、小松菜)、レタスとトマトにゆで卵と鶏胸肉)、
多すぎました。
スムージーは全部飲んだけど、半分残して冷蔵庫に。
昼の冷麺風には、残りのゆで卵とおかず。
麺の代わりにこんにゃく麺で、出汁も入れて、糖質10gまでです。

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外食をすると、どうしても糖質過多になってしまいます。
でもまあ良いか、じゃあ、今日はいっそのことカレーを食べよう。
チェーン店ではありますが、カレー専門の店 「得正」のナスカレー、ご飯少なめでお願いしました。
やっぱり多くて、一人延々とカウンター席で時間をかけて食べ、1/5残しました。
御免なさいね。

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それでもまだまだ時間があるので、デパートに入ったら、もう閉店タイムで座ることはできませんでした。
脚はかなり痛くなって来ています。
駅前のタクシー乗り場の濡れたベンチも、かなり水気がはけて来ていたので腰をかけて
《もっと時間がかかるようならタクシーでという選択も》と思ったのです。
誰もが考えることは一緒で、タクシーは出払ってました。
おまけに、財布の中には万券が入っていない日だったのです。
以前、大阪で具合が悪くなった後、非常時に備えて、最低3万円ぐらいは現金を入れておこうと思いますた。
でも、喉元過ぎると…忘れてしまうのであります。

そうこうしていたら、8時半前に、復旧しそうとの事で、駅に行くと120分遅れながら時刻表に掲示してありました。
やったー!
次は、地獄のラッシュタイムのような電車に揺られて…
メリットは、揺れても倒れることもできない。
私の頭上に吊革はあるのですが、どんなに背伸びしても届かん!
目の前の女性の肩をガッシと掴んでしまいました。
その方は「良いですよ。掴んでください」言ってくださいました。
非常事態に日本人は怒りも言わずじっと耐え、実に忍耐強いなあと感じたのであります。

山科では、夕方1時間で70ミリの雨が降り、カレー屋のおじさんの話では、雹も降って、車が大丈夫かと心配したとの事でした。
同じ京都でも、私が午後を過ごした中京は良いお天気だったのです。
局地的集中豪雨とは、こういう状態なのかとしったのでした。

それにしても地震の後に、この雷雨。
恐いものに「地震雷火事親父」といいますが
次は火事か、火の元には気をつけよう、
親父はもはや誰も怖がらないと思うのですが…

日々無事に過ごせることが、なんと有難いことかと感じた一日でした。
2018/06/29

梅雨の授業は地震の話で・・・

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先週23日の授業では、地震の話題で始まっていました。
私は少し遅れて到着したのでした。
地震 には、 tremblement de terre と séisme 二つの言い方があります。
tremblement de terre  が一般的な使い方で
séisme     は科学的、学術的な言い方だそうです。

そりゃあまあ、地面 (terre) が揺れる (tremblement )の方が、感覚的に受け付けますよね。

朝でしたから、道を歩いていた人、バスや電車に乗っていた人、私のようにダイニングで座っていた人。いろいろのようでした。

滅多にノートを取らない私が(書く字が汚くて後で読んでも分からないので)、珍しく、先生の書いた文字を書き写していたのです。
バラ姫様が慌てて 「それプラスじゃないですよ」と書いたノートを見せてくれました。
+de+ って何だろうと思いながら書いていたのですが・・・
tremblement de terre を省略して書いてあったのでした。
先生はパルドンって言ってくださるし、誰も、こんな私を馬鹿にしたりしないのです。
そりゃあ笑っちゃいますけどね・・・
こうして、私は、もうすぐ12年目を、このクラスで迎えるのでありました。

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J'ai senti le tremblement de terre(私は地震を感じた)
pas de problème(問題ない ) pas de dégat(被害無い)

地震があった Le tremblement de terre( le séisme ) a eu lieu
avoir lieu の複合過去 を使うそうです。

「友達の家はグチャグチャになったそうです」と私は言いたかったのですが、グチャグチャってフランス語はあるのか?

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sans ではなく sens (方向)がdessusドゥシュー、 (上に) dessousドゥスー(下に) なってしまう。
ひっくっりかえった=グチャグチャ
でも、これ発音が難しくて、私には使い分けられそうにありません。  

その他の話題は、カエルが交通を止めてしまった。

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crapaud (ヒキガエル) 写真の下に説明文がありましたが、amphibien(両生類)という言葉を使ってありました。
フランスの子供達は、小中学校の頃から、同じ言葉を何度も文章に入れないという訓練をさせられるのだそうです。
表現力豊かに育ちますよね。


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食品の無駄買がストップしようというフランス政府のポスター。
一番下にいるフランスのシンボルのMarianne(マリンヌ)はスマホを持っているようです。
21世紀バージョンですね。



さて、授業が終わって下校の時に、いつも自転車の先生が傘を差しての徒歩でした。

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上記のイラストは、下校のイメージですが、私たちは、まさかこんなではありません。
もっと大人の集団です。当たり前だけど・・・
こんな時代もあったのです・・・昔々ね。
「今日は自転車じゃないんですね?」と先生に尋ねると、ぽつんと聞こえたのが
「ジュビエイエ 」
私たちがポカンとしたので、改めてゆっくり発音して説明してくださいました。
Je viellis.
「僕も年やし」 
と言ったのでした。
vieillir   年をとるの一人称単数

そんなあ~!と私たちはビックリしました。

C'est comme notre professeur
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Je viellis.と言うなら、私というものがいるではありませんか?
でも、私が言うと真に迫りすぎて、皆引いてしまいますかね。
私にとっては、先生は、永遠の青年であります。

2時間目の授業内容にチャレンジしようとしたけれど、ここで力が尽きてしまいました。
2018/06/27

沖縄慰霊の日に思ったこと

6月23日 土曜日。
京都木屋町、めずらしく雨で人通りが少ない日でした。

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家を出るときは曇り空でした。

天気と時間を確認するためTVのスイッチを入れると「沖縄慰霊の日」の式典を映していました。
沖縄県知事翁長さんが、平和宣言をしてる所でしたが、私には時間が無い。
録画スイッチを入れて、帰宅して、改めてじっくりと見ることにしました。
帰宅して、夜にゆっくり改めて見たのでした。
そして思ったのです。

言葉は、それを発した人の心の色を放つと・・・

抗がん剤の投与治療中にもかかわらず、自ら出席して平和宣言を読み上がられた翁長さんの姿。
その姿と、宣言文に、不退転の覚悟を感じました。

沖縄県浦添市立港川中学生の少女の詩「生きる」の朗読。
何という感受性、何という知性、何という表現力!
汚れのない、まっすぐに現実と過去と未来を見据えて、堂々と暗唱する姿。
その詩の内容の素晴らしさに、なんども泣きそうになってしまいました。

その時目を閉じていた安倍首相は何を思っていたのでしょうか。
彼のあいさつは、きれいな言葉をふんだんにちりばめてある丁寧なものでした。
でも、まったく私の心には届いてくれません。
どうしようもなく遠い所からの声というか・・・どこがどうと、引用する気にもなれません。

でもあえて言います。2点だけが印象に残りました。
その1
「本年3月には、嘉手納以南の西普天間住宅地区跡地の引き渡しが実現し、跡地利用の取り組みが進んでおります。「できることはすべて行う」。引き続き、この方針の下、沖縄の基地負担軽減に全力を尽くしてまいります。」

つまり、出来ないことは出来ないからしません ちゅうことかい?

その2
私が先頭に立って、沖縄の振興を前に進めてまいります。

あなたが先頭に立ってるから、沖縄は苦しんでいるのではないのか?

沖縄慰霊の日 知事平和宣言(全文)
毎日新聞のサイトから

平和の詩「生きる」全文
毎日新聞のサイトから(動画付きです)

安倍首相あいさつ全文
朝日新聞のサイトから

多くの人々が、今の日本の政治に愛想を尽かしています。
あきらめてはいけないと、この少女の詩に、叱咤激励された気持ちです。
一部紹介させて頂きます。全文は上記サイトからどうぞ。

私は、今を生きている。

みんなと一緒に。

そして、これからも生きていく。

一日一日を大切に。

平和を想って。平和を祈って。

なぜなら、未来は、

この瞬間の延長線上にあるからだ。

つまり、未来は、今なんだ。

2018/06/22

部屋がユラリと動いて思ったこと

今朝22日の5時前の琵琶湖です。
雨続きでしたが、ようやく朝日が昇ってきました。

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18日の朝、皆さんはどうしていましたか?
いつもの私なら、朝食を食べているはずの時間でした。
でも、この日は、内科の定期検診に行く予定の日なので、朝食抜きでボーッとテレビを見ていました。

7:58 ユラユラと部屋が揺れ出しました。
「おっ、地震だ!この位置なら周りから倒れてくる物はないから、まずは大丈夫 」
何しろ、重たく高価な家具など一切無い我が家です。
地震に備えてではなく、単に金がないだけの話なのですが・・・

震度4以上かもと思っていたら、直後にTVで地震情報が流れてきました。
予想に違わずの震度でしたが、震源の大阪は震度6らしい。
地震直後は被害情報がはっきりつかめません。
「それほどの地震ではなかったのかな?」
と思いつつ、出かけなくてはいけないのでドアに鍵をかけ、外に出ました。
エレベーターの前まで行くと、ストップしていました。
11階から歩いて下りるしかありません。
トータル、154段・・・まあ、運動になるから良いいんです。
でも、この時間帯は、デイケアのお迎えの時間帯です。
非常階段を、ある人は車いすを抱え、また別の人はお年寄りを背負ったりして、大変だったと思います。

それでも、ライフラインに異常が無く、日常生活が脅かされなかったのは幸いでした。

1995年の阪神大震災の時と大きく違ったのが情報の早さだと感じました。
九州の親戚から、ラインで「大丈夫?」と入ってくる。
昼前に帰宅しましたが、エレベーターはまだ復旧していませんでした。
154段をエッチラオッチラ登ってうちにたどり着きました。

iPadでメールチェックをしたら、加入しているサークルのメーリングリストに、10人ぐらいの状況報告が入っていました。

メンバーの一人が「みなさん大丈夫ですか? ?」と問いかけると
それぞれが答えてくる。
「こちらは大丈夫です!」
「京阪電車に閉じ込められてます? 」
「道管が破裂して、洪水になってる道路があります。 外壁に亀裂が走ってる建物があります。ガスは止まってます。 水道は出るのに、水が売り切れです。」 etc

京都は、普段とあまり変わりが無いけど、大阪の高槻、茨城あたりは、かなり揺れたようだと分かりました。

神戸の地震の時は、職場の同僚の実家が、神戸の長田区で、電話をかけても携帯でも繋がらず、家族が震災地にいる人は、不安に駆られてるだけでした。
そして、西宮に家族の居る友達は、バイクで職場を飛び出し、3日ほど職場にも連絡無しの状態だったのを思い出しました。
実際に、震度の高い場所で、地震に遭遇したら、恐怖度は一緒だと思います。
でも、安否確認が速やかに出来るのは、ありがたいことだと思います。

この20年で、情報の共有化の速度の進化というものを、まざまざと感じました。

土壇場で、本当に必要なのは、ご近所の相互協力しかないと思います。

最近は、昔のようなご近所づきあいという関係は、ほとんど無くなっているとは思いますが・・・
昔って、どのくらい昔なの?
と問われたら、ちょっと困りますが、私のイメージの中では、ざっと50~60年前です。
ご近所に、母の作った総菜や、お菓子を 
「つまらないものですが、食べてください」とふきんを掛けた皿を持って行ってた頃。
ちょっと、古すぎますか・・・?

日常的に接触はなくても、私の現在住んでいる集合住宅の住人の大半は、非常事態になれば、助け合える人達だと感じます。

私は、今年の4月から、管理組合の役が、また回ってきました。
23年住んで、入居の年に1回目、10年以上経って2回目、そして今年が3回目です。
実質参加するだけで、月3日ほどの駐車違反点検が私の主な仕事です。
次は、もう無いよな~(高齢で引き受けるのはむずかしくなってるだろう)。
でも出来る間は頑張ろうと、末席を汚しましたが、役を担った理事さん達のまじめさには感心させられます。

最後の頼りは 人間力 それしかない。

この地震の日まで、もうお迎えを待つだけの日々を過ごす自分だと思っていたのです。

ちょうどこの前々日16日の日曜日に、亀岡で開かれたイベントで、モンベルのCEOの講演と、5人の山と岩の専門家達のシンポジウムを聴かせてもらいました。

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モンベルとは登山道具や汗の乾きの良い着心地の良い衣類のメーカーで、恥ずかしながら、私は、フランスの会社だと思い込んでいたのです。
山(montagne モンターニュ)と美しい(belle ベール)を組み合わせて社名にしてあるのだと思い込んでおりました。
だから、社長だったらフランス人と違うの?と勝手に思い込んでいたのです。

なんと、ほんまの大阪人でした。
お話が面白くて、いつまでも聴きたいと思ったぐらいです。

この方は1947年生まれで、もう70歳を超しているのですが、なんと気力体力知力に溢れた人であろうか!
と感心したのでした。
中学生の時に、学校の国語の教科書で、アイガー北壁登攀記を読んで、自分も登ろうと思い立ち、家に帰って、貯金箱にマジックで書いてアイガー貯金を始めた。
21歳で10歳年上のザイルパートナーとアイガー北壁を、21時間で登った。
岩の次は、カヌーをやり出して、世界中飛び回った話を聞きました。
優れた人間が持っているものは「集中力、持久力、判断力」
だそうですが、それだけでは足りない。
最後に必要なのは、とっさの 「決断力」 だそうです。

ああ、私には、どれもないものばかりです。

私の参考になるものって何かあるかな?
ありました。
言葉ではないのですが、その話す姿が「いくつになっても人間は夢を持つ能力がある」と語っていました。

このシンポジウムにコメンテーターとしてきている、他の2人の方も同年代かな思いましたが、みんな凄い!
でも、未来に向かって、夢を持って、会社を育て若者を育てている姿に感動をもらいました。

若さは年齢ではないと感じさせられたのです。

いや、心の若さはと言い直さなくてはいけないかも知れませんが・・・

年齢を超えて、心の若さで、世の中繋がりたいものだと思った次第です。

そうすれば、災害が起ころうと、経済が悪化しようと、助け合って生きていけるのではないかと・・・

この舞台では、老若男女で構成された和太鼓も楽しませてもらいました。

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一つの太鼓を二人で叩いていた小学1年ぐらいお兄ちゃんと4、5歳の弟さん。
一生懸命で、とても可愛らしい勇姿を見せてくれました。