Le plat pays  平野の国

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Le plat pays  平らな国

Avec la mer du Nord pour dernier terrain vague
Et des vagues de dunes pour arrêter les vagues
Et de vagues rochers que les marées dépassent
Et qui ont à jamais le cœur à marée basse
Avec infiniment de brumes à venir
Avec le vent de l'est écoutez-le tenir
Le plat pays qui est le mien


荒涼たる地の果ての北の海と
波をせき止める砂の丘陵の連なり
潮が満ちれば岩礁と化し
引き潮になれど、永久に淋しさはぬぐえず
押寄せる果てしなき霧と吹き寄せる東風、
その音を聞き続けよ
その平らな国、それが私のものだ


Avec des cathédrales pour uniques montagnes,
Et de noirs clochers comme mats de cocagne
Ou des diables en pierres décrochent les nuages,
Avec le fil des jours pour unique voyage,
Et des chemins de pluie pour unique bonsoir,
Avec le vent de l'ouest écoutez le vouloir,
Le plat pays qui est le mien.


唯一の山並みとなる大聖堂群と
棒遊びの傘の様な黒い鐘達と
そこでは、石像の悪魔が雲を払いのける
唯一の旅は時の移ろいで
挨拶を交わすだけの雨の道
その平らな国、それが私のものだ


Avec un ciel si bas qu'un canal s'est perdu
Avec un ciel si bas qu'il fait l'humilité
Avec un ciel si gris qu'un canal s'est pendu
Avec un ciel si gris qu'il faut lui pardonner
Avec le vent du nord qui vient s'écarteler
Avec le vent du nord écoutez-le craquer
Le plat pays qui est le mien       


運河が消え果てる低く垂れ込めた空と
ひれ伏している低く垂れ込めた空と
運河がしがみついている灰色の空と
もう勘弁してよと言いたい様な灰色の空と
我が身を引き裂かんばかりの北の風と
砕け散る北風、その声を聞け
その平らな国、それが私のものだ


Avec de l'Italie qui descendrait l'Escaut
Avec Frida la Blonde quand elle devient Margot
Quand les fils de novembre nous reviennent en mai
Quand la plaine est fumante et tremble sous juillet
Quand le vent est au rire quand le vent est au blé
Quand le vent est au sud écoutez-le chanter
Le plat pays qui est le mien.


エスコー川を下るイタリアからの風と
マルゴになった金髪のフリーダと
11月の冬小僧が5月に戻って来る時に
7月に平原が霧に煙りそして震える時に
風が笑うときに、風が麦を吹き抜けて、
風が南から吹く時に、歌うその歌を聴け
その平らな国、それが私のものだ


ジャック・ブレル 本人の声で


カテドラルでの大合唱



Pierre Rapsat は現代的に歌っています。かっこいいですね。


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チャレンジした対訳を先に挙げてみました。
なぜならば、四苦八苦して訳したという苦労話が長くなるからです。

Le plat pays(発音プラ・ペイ) 意味は平らな国。
日本では、平野の国という題名でよく知られている歌です。
プラ・ペイを平野の国と訳した人は偉いなあと思います。

発表会も終り一段落し、そろそろ、新しい曲に取り組まないといけない時期なので、先月のレッスン日に、この歌をやりたいと、お師匠さんのミシェル氏に申し出たのです。
「良い歌ですね、僕大好き。何所の国か分ってるでしょう?」と尋ねられて「オランダ!」と、私は答えてしまいました。
だって、オランダのことを Pays bas(ペイ・バ)って言うから、そっちにイメージが行ったのです。
「違う、フラマンでしょう!」と彼は、ちょっとムカッと来たみたいでした。
フラマンって? ベルギーのことではないのか?
まずは、そこから、ちゃんと知らなくてはと、平らな国をよじ登るのに、私の悪戦苦闘が始まりました。

フランドルがベルギーの中での地名で、フラマンはフランドル人を指すようです。
私が思うに、日本でも、津軽とか信州とか、昔の地名で呼ぶようなものかしらと思います。

ベルギーは、二つの大きな地域に別れていて、一方が la Frandre (フランドル地方)で、住民はオランダ語を話し、la wallonie (ワロニー地方)はフランス語を話すそうです。

フランスの上にあるベルギーの図、先週の授業で説明して貰いました。

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先生に寄れば、ベルギーでは、オランダ語を話す人が50%ぐらい、フランス語が47%、3%がドイツ語を話すそうです。
なぜなら、第2次世界大戦後、それまで、ドイツに占有されていた処が返還されたからだということです。

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なにしろ、真っ平らで、何にも興味深い物が無い地方。あるのはカテドラル(大聖堂)だけ。
イメージは暗く寂しく、明るさ、陽気さのイメージは無い。灰色、霧、雨、風、寒さなどなど。
でも、霧に霞む、果てしなく続く Canal(疎水、運河)の美しさが素晴らしい。
でも、そんな国で育ったブレルは、晩年タヒチに住んだ。青空と太陽を好んだのだそうです。

1番で
vague と言う言葉が3回出て来ます。
terrain vague
このvague を波だと思いこんでいたのですが、これって形容詞ではないですか!
辞書を引いたら、漠然とした、曖昧ななど、それこそ、曖昧な事が書いてあって、イメージが湧きません。
歌の師匠であるミシェル氏に、しつこく尋ねました。
「nuage(雲)とか dans la lune (月の中=ボーッとしてる)のような意味なのですか?」と
「ちがう。terrain vague は何にも無い場所、木も花もない、泥やゴミがあって、どっちかというと汚い場所」とのこと・・・
それでも、分かってない顔をしてると 「シャルル・トレネが歌った Coin de Rue(街角)の中に出てくる、Il y avait une palissade un taillis d´embuscades見たいな場所です。 palissade はフェンスの事です。」と言いました。
それを聞いて、私の頭の中に、壁にスプレーで殴り書きした、ガード下の様な、街の片隅のイメージがひらめいたのです。
そうか!terrain vague =荒れ果てた場所と言う事なのだ。
それを、地の果てに適応させるなら、荒涼たる、荒涼としたという日本語に辿り着きました。
vagues de dunes
こちらは名詞です。砂の波=複数の波ということで、連なる砂丘が連想されます。
vagues rochers
岩礁と訳して見ました。波のしぶきが打ち寄せる岩の群れのイメージです。


 2番で、uniques と言う言葉が三回出て来ます。
ユニック、日本語言うユニークとは意味が違うと、仏語教室で何度も言われました。意味は唯一の、一つだけです。

uniques montagnes 
一つだけなんだけど、山はsが付いて複数です。
この地方は、山が全くない平たい国なので、カテドラル(大聖堂群)だけが、ただ一つの山並みなのです。
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unique voyage
一つだけの旅行って何なの?それには、その前の le fil des joursが何なのだにかかってきます。
辞書には、au fil des jours の意味が、 一日一日と、日がたつにつれとありました。
ということは、日が変わって行くこと=時の移ろいだけが、何にも刺激の無い町に住んで旅行に行くことも無い、だから、日々が過ぎ去ることだけが唯一の旅だという意味なのではないかと考えました。
unique bonsoir
ボンソワールとは、夜の挨拶、こんばんわですよね?、唯一のこんばんわ ???
先生に尋ねたら、この歌は、普通は使わない言葉の使い方がされているので、イメージで捕まえないといけない歌なのだそうです。
まあ日本であてはめるなら、東北人は口が重いと言います。だから、きっとフランドル人も口が重い、あまりしゃべらない。
雨が多くて寒くては、外に出ても、あまりお喋りをする気になれないでしょう。
もし、これがイタリアだったら、窓を開いて、ボンジョルノーと叫び、お喋りが止まらないのでしょうが・・・
と言う事で、chemins de pluie (雨の道)でするのは、挨拶だけぐらい という感じかなと思います。

diables en pierre 石の悪魔達
大聖堂の壁や屋根に置いある石像ですね。
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mâts de cocagne
辞書で、宝棒、祭りなどで、頂上に商品を吊し、登って取る様にした滑り棒。
昔の遊びかと思いましたが、今でも、田舎でやってるそうです。
左が昔で、現在でも右の画像のように楽しんでます。

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3番は 地平線に霞む運河の風景を読んだ感じです。

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4番が、本当に難しかったです。
de l'Itali イタリアからとなってる・・・
でもエスコー川は、北フランスのサン・カンタン付近の台地に発して,ベルギー北西部を横切り,オランダで北海に注ぐ川。全長355km。イタリアからは、流れてきていないです。

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イタリアがエスコー川を下るのでは無くて avec de となってる。
イタリアから avecで一緒に来てるのは風?イタリアからの風を川が運ぶのかな?
憧れの南からのイメージが4番で花開く気がします。
でも、マルゴになった金髪のフリーダ とは一体何のことだろう?
私は、始め、フリダさんが、マルゴ家に嫁いだという意味かと思いましたが、マルゴはファーストネームで、マルガリータと言う事だよと我が師匠は言いました。
マルゴはフランスの名前で、フリダはゲルマン系の名前だそうです。
ブレルは、自分の国、フランドルが好きでなくて、フランドルを揶揄する歌を書いていた。
だから、南方への憧れが強かったのでしょう。と言うような話だったと思います。
この歌詞は、各自が、それぞれのイメージで連想するしかないのですが、私には、ヨーロッパの歴史と文化が、混ざり合うことを比喩的に歌っているのかなと・・・
les fils de novembre(11月の息子達)について
仏語の先生は言いました「人では無い、季節です」と、ベルギーは寒い地方なので、5月になっても、冬のぶり返しの様な日が、時々やって来る。
日本語で言えば、差し詰め、冬小僧が戻って来るとでもなるのだと思います。
雪のことを、雪ん子と言ったりする感じでしょうか?

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1番から2番は、暗く寂しいイメージ。3番になると、垂れ込めた空から、美しい運河の姿が浮かんできて、4番で、明るい夏の輝き、大地への讃歌が感じられる。本当に、素晴らしい歌だと思います。

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Emmenez-moi  世界の果てに

長い春休みが終わって、明日から授業再開というのに、まったく勉強をしていませんでした。
去年の12月ぐらいから授業の復習をしなくなっていました。
春休みで、その分をしなくてはと思いつつ、何も手をつけられず・・・
そのツケがたまって、やる気喪失に陥ってしまったのです。
こうして、人は、学習から落ちこぼれていくのです。
まあ、これまで続いていたのが奇跡的なのだから、良しとしなくては・・・

元気を出したい!と思って、この歌を選びました。
世界の果てまで連れて行ってくれ!と言う意味の歌です。

夢のある歌なのかな~と、始めは思ったのですが、内容は決して明るくない。
ハードな仕事で日々を過ごす、港の労働者の切ない思いを歌った歌です。
現実から逃げられないからこそ夢を見る。
その夢は、かなえられることはないのかも知れない。
でも、やっぱり、人はこの現実から抜け出したいのだ。

言葉数が多くて、歌詞に頭がついていかない、メロディーが取れない、楽譜を見たって、いや見たら余計分からなくなる。
意味の掴めない部分が、何カ所かあって、立ち往生していました。
特に2番の この部分
je vois tendant les bras l'amour qui comme un fou court au-devant de moi et je me pends au cou de mon rêve

私の前に走ってくる狂気のような恋に tendant les bras 腕を差し伸べる(tendreの現在分詞)のを自分が見るですよね?
そして (se pendre au cou de ~ ~に激しく抱きつく)だから
 je me pends au cou de mon rêve(自分の夢に溺れこんでいく)という事かなあ~

こういうのは、誰だって説明するのに苦労します。
仏語教室のアントワーヌ先生にしつこく質問し食い下がったら、絵にして説明てくれました。
こんな感じだそうです。分かるかな?
自分の夢の中に、恋が走り込んでくるのですね。

emmenez-moi

そして3番の
Un beau jour sur un rafiot craquant de la coque au pont  Pour partir je travaillerai dans la soute à charbon
いつか、船体も甲板も壊れたぼろ船で 、旅立つために、私は船の石炭置き場で働くだろう
解釈の間違いをしてるのかも知れませんが、travaillerai (未来形)なんだから、石炭置き場なんかでなくって、もうちょっと労働条件の良さそうな働き場所にしなくて良いのか?と思ったのです。それに、余計なお世話かも知れませんが、船体からデッキまでボロボロの船だったら難破するのは間違いないよねと心配になるのでありました。

がしかし、それでも、旅立ちたいのです。

それは、世界に果てがあると思えた時代のことだったからでしょう。
今では、世界の果てを、地球の何所に探したらよいのだ!
今は、世界に果てがなくなった時代と言えるのかもしれませんね。
Iパッドのスイッチを入れれば、世界の出来事が目の前にあるかのように入ってくる。
そして、世界の果てを目指せば、地球をぐるっと回って、自分のいるここに帰ってくるのですから・・・

せめて、夢だけは、果てなく彷徨いたいと思います。

歌詞を見ながらアズナブールで


NosyBay 三人のグループです 。私はこれが気に入りました。


Vitaa 女性版で



 Emmenez-moi  


Vers les docks où le poids et l'ennui me courbent le dos
Ils arrivent le ventre alourdi de fruits, les bateaux
Ils viennent du bout du monde apportant avec eux
des idées vagabondes aux reflets de ciel bleu de mirage
Traînant un parfum poivrées de pays inconnus
et d'éternels étés où l'on vit presque nu,sur les plages
Moi qui n'ai connu toute ma vie que le ciel du nord
J'aimerais débarbouiller ce gris en virant de bord

重さと退屈が俺の背中を押しつぶす岸壁に、
果物を船腹に詰め込んだ船団がやってくる
世界の果てからやって来る、荷と一緒に青空の照り返しと蜃気楼に満ちた放浪者の思いを携え
見知らぬ国の胡椒の香りを引き連れて
そこは人々は浜辺でほとんど裸で暮らす常夏の国
人生において北の空しか知らなかった私
私は船首を巡らしてこの灰色から抜け出したいんだが・・


《 Refrain 》
Emmenez-moi au bout de la terre
Emmenez-moi au pays des merveilles
II me semble que la misère serait moins pénible au soleil.

繰り返し

  世界の果てまで私を連れて行って
   素晴らしい国へ連れて行って
  太陽の下なら貧乏も辛くなくなるような気がする



Dans les bars à la tombée du jour avec les marins
Quand on parle de filles et d'amour un verre à la main
Je perds la notion des choses et soudain ma pensée m'enlève et me dépose un merveilleux été sur la grève
Où je vois tendant les bras l'amour qui comme un fou court au-devant de moi et je me pends au cou de mon rêve
Quand les bars ferment, que les marins rejoignent leurs bords
Moi je rêve encor' jusqu'au matin debout sur le port

船乗り達と日暮れの酒場で
コップを片手に女や恋を話すとき
私は何が何だか分からなくなり、突然、意識が飛んで、砂浜の素敵な夏に降立ってしまう
そこで目の前に狂ったように飛び込んでくる恋を腕に抱き留め、自分の夢に溺れこんでいく
酒場が閉まる時、船乗りたちは自分たちの船へと戻る
私は朝まで港に立ち、夢をまだ見続ける


《 Refrain 》

Un beau jour sur un rafiot craquant de la coque au pont
Pour partir je travaillerai dans la soute à charbon
Prenant la route qui mène à mes rêves d'enfants
Sur des îles lointaines où rien n’est important que de vivre
Où des filles alanguies vous ravissent le coeur
En tressant m'a-t-on dit de ces colliers de fleurs
Qui enivrent
Je fuirai laissant là mon passé sans aucun remords
Sans bagage et le coeur libéré En chantant très fort

いつか、船体から甲板まで壊れたぼろ船で
旅立つために、私は船の石炭置き場で働くだろう
子供の頃の夢へ向うルートをたどる
遠くの島々にある。そこでは生きることだけしか大切じゃないのさ
そこでは、ものうげな娘たちが、うっとりするような花の首飾りを編みながら、おまえ達の心を虜にするそうだよ
私ははどんな後悔もなく自分の過去を置き去りにして逃げよう、鞄も無しの自由な心で
大声で歌いながら~~


《 Refrain 》
La la la la ~~~~~~~~
 ララララー

《 語彙 》

Courber 曲げる たわめる、Alourdi 重い
Senteur 香り、poivré(e)胡椒の、
Débarbouiller 窮地を脱する、
virer debord 船首を回す、半回転する、意見を変える
pénible つらい、苦しい misère 貧困、貧しさ
la tombée du jour 日暮れ, notion (f)観念、概念
s'enlever 消え去る、脱げる、上昇する 
déposer 置く、捨てる、下ろす
sur la grève 砂浜の 砂州の、tendre les bras 腕をさしのべる
se pendre au cou de ~ 首っ玉にぶら下がる、激しく抱きつく

rejoignent(rejoindre復帰するの三人称複数)
rafiot (m)ぼろ船、coque(f) 船体
pont(m) 甲板、デッキ
 la soute à charbon 船の石炭置き場
mène (mener連れて行く、至らせるの三人称単数)
alangui(e)物憂げな
ravissent(ravirの三人称複数, うっとりさせる、心を奪う)
tressant(tresserの現在分詞)三つ編みにする、編む

collier(m) 首飾り enivrer 酔わせる、夢中にする

fuirai(fuir 単純未来 逃げる、逃走する)
remords (m) 悔恨、後悔、良心の呵責

Youkali (ユカリ:夢の島) 

ユカリ (Yukali )と言う歌を対訳してみました。

20世紀の初めの頃、おそらく1930年代ぐらいにドイツ人のクルト・ワイル( Kurt Weill)が作曲。
クルト・ヴァイルともカート・ワイルとも日本では言われたそうです。
作詞は ルージェ・フェマイ( Rouger Femay )です。
エルドラドではありませんが、世界の何処かにある夢の島。
そこでは、どんな願いもかなうという・・・
ほんまに、そんな島があったなら良いですが、でもやっぱり、存在しないのですよね。
古さを感じさせない、そして、色んな味付けの出来る歌で You Tube に色々なバージョンがありました。

これはContre Voix という、歌とベースのユニットです。



Youkali

C'est presque au bout du monde
Ma barque vagabonde
Errant au gré de l'onde   
M'y conduisit un jour
L'île est toute petite
Mais la fée qui l'habite
Gentiment nous invite
A en faire le tour

それはほとんど地の果て
私のさすらう小舟は
波のまにまに漂い
ある日私をそこに導く
とっても小さな島
でも妖精が住んでいる
島の周りをくるくる回って
私達を優しく誘う


《※ Refrain 》  繰り返し

Youkali, c'est le pays de nos désirs
Youkali, c'est le bonheur, c'est le plaisir
Youkali, c'est la terre où l'on quitte tous les soucis
C'est, dans notre nuit, comme une éclaircie
L'étoile qu'on suit, c'est Youkali
Youkali, c'est le respect de tous les voeux échangés
Youkali, c'est le pays des beaux amours partagés
C'est l'espérance qui est au coeur de tous les humains
La délivrance que nous attendons tous pour demain

ユカリ、それは私達の憧れの島
ユカリ、それは幸せ、それは歓び
ユカリ、それはすべての悩みから離された所
それは、まるで夜の中の雲の切れ間、
星に導かれる場所、それがユカリ
ユカリ、それは交わす願いをすべて受けとる
ユカリ、それは美しい愛を分かち合う国
それは皆が心に抱く希望
私達が明日こそはと待ちわびる解放


Youkali, c'est le pays de nos désirs
Youkali, c'est le bonheur, c'est le plaisir
Mais c'est un rêve, une folie
Il n'y a pas de Youkali
Mais c'est un rêve, une folie
Il n'y a pas de Youkali

ユカリ、それは私達の憧れの島
ユカリ、それは幸せ、それは歓び
でも、それは一つの夢、一つの妄想
ユカリは存在しない
でも、それは一つの夢、一つの妄想
ユカリは存在しない


Et la vie nous entraîne
Lassante, quotidienne
Mais la pauvre âme humaine
Cherchant partout l'oubli
A, pour quitter la terre
Su trouver le mystère
Où nos rêves se terrent
En quelque Youkali

人生は私達を押し流す
毎日がうんざり
でも、人間のあわれな魂は
あちこちに忘れた物を探し求め
その地を離れるために
私達の抱いている夢の謎を解く
ユカリのような島々で


《※ Refrain 》

子守歌バージョン
うるせえガキやなあと思っていたら、一人の女性が歌い始めます。
サッカーチームの打上かしら?
きれいな声です、でもだんだん、すごい声量になってくる。
私が赤ん坊ならば、きっとビックリして再び泣き出すのではないだろうか?
最後に、近所の小父さんが「今晩は」と入ってきて、皆から「シー」と叱られる。
ちょっと、フーテンの寅さんの世界で良いなあ~



大合唱団バージョン



色々お楽しみ下さい。




La montagne   ふるさとの山

この歌は、都会へと志向する若者達と、昔からの生き方、畑や生活を守っていく老人達の姿を対比させて描いている歌だと思います。
ウズラを捕らえて食べる時期、秋!ジビエの季節なんですね、きっと。
その国の生活に密着した感覚という物が,私たちでは捕らえきれないと思うのです。
でも、段々畑になった葡萄棚、山羊のチーズ、ウズラの季節、bal (古い写真で見た事があります。村の広場で開催されていたダンスパーティー)なんとなく懐かしさを覚えます。
まして、フランス人ならば、すごい郷愁を感じるのでしょうね。
などと思いつつ、対訳に苦闘してみました。




La montagne
Ils quittent un à un le pays
Pour s'en aller gagner leur vie
Loin de la terre où ils sont nés
Depuis longtemps ils en rêvaient
De la ville et de ses secrets
Du formica et du ciné
Les vieux ça n'était pas original
Quand ils s'essuyaient machinal
D'un revers de manche les lèvres
Mais ils savaient tous à propos
Tuer la caille ou le perdreau
Et manger la tomme de chèvre

彼らは、ひとり、また一人と故郷を離れる
生活の糧を稼ぎに行くために
生まれた土地から遠くへ
長い間彼らは夢見ていた
都会とその秘密を
新建材の家具と映画を
それは珍しいことじゃない
老人達が、袖の折り返しで無意識に
唇をぬぐったとしても
だって彼らはちょうどいい時を知っていた
ウズラあるいはヤマウズラを狩る時を
雌ヤギのトムチーズを食べる時期を


(refrain )

Pourtant que la montagne est belle
Comment peut-on s'imaginer
En voyant un vol d'hirondelles
Que l'automne vient d'arriver ?

(繰り返し)
それでもやっぱり山は美しい
どうしたら信じられる?
秋がやって来たところなのに、
ツバメが飛んでいるなんて 


Avec leurs mains dessus leurs têtes
Ils avaient monté des murettes
Jusqu'au sommet de la colline
Qu'importent les jours les années
Ils avaient tous l'âme bien née
Noueuse comme un pied de vigne
Les vignes elles courent dans la forê
Le vin ne sera plus tiré
C'était une horrible piquette
Mais il faisait des centenaires
A ne plus que savoir en faire
S'il ne vous tournait pas la tête

頭の上まで手を差し伸べて
彼らは石垣を積み上げた
丘の上まで  
月日がたとうと関わりなく
彼らは皆、気高い魂を持っていた
葡萄の樹の根っこのように節くれ立った
葡萄の木は森の中に蔓を伸ばし
ワインはもう収穫される事はないだろう
それは恐ろしく不味かったけど
どうしょうもないほど沢山の
100歳にもなる長生きの爺さま達を作った
酒が頭にまわってしまってなかったらね


(refrain )

Deux chèvres et puis quelques moutons
Une année bonne et l'autre non
Et sans vacances et sans sorties
Les filles veulent aller au bal
Il n'y a rien de plus normal
Que de vouloir vivre sa vie
Leur vie ils seront flics ou fonctionnaires
De quoi attendre sans s'en faire
Que l'heure de la retraite sonne
Il faut savoir ce que l'on aime
Et rentrer dans son H.L.M.
Manger du poulet aux hormones

(繰り返し)
二頭の山羊そして何頭かの羊
いい年もありゃ悪い年もある
休みもなけりゃ出かける事もない
娘達はダンスパーティーに行きたがる
自分の人生をどう生きたいか
特になければ
彼らは警官か役人になるのだろう
何にもしないで何を待つのか
退職の時が告げられるのを待つのか
好きにやるんなら、それは仕方のないことさ
そして団地の我が家に帰り
薬漬けの鶏を食べるんだね


(refrain )

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1番の
Formica
「フォーミカって何ですか?」と先生に訪ねたら、「これ!」と目の前にある机を叩きました。
会議室によく置いてある合板の長い机です。ベニヤ板をペンキで塗った今様の家具のこと。
田舎だと気を削った素朴な家具、それと対照的な都会の安っぽい家具という事なのでしょう。

refrainの部分
Pourtant que la montagne est belle
けれど山は美しい
これは一行だけでお終いで、後の文章には掛かっていないそうです。
Comment peut-on s'imaginer
どうしてイメージできるの?=信じがたい(ツバメが飛んでいるのが)
En voyant un vol d'hirondelles
ツバメが飛んでいる
Que l'automne vient d'arriver ?
秋が来たばかりなののに

秋は、ツバメが南に飛び立つ季節ではないのか?だから飛んでいてもおかしくないのではないか?
と尋ねましたら、「non,ツバメはその頃、山にいない。モロッコかアルジェリアいる。」
だから、信じられない(Comment peut-on s'imaginer )なんでしょうね。

野生のツバメの渡りについて詳しいサイトを見つけました。
参考にしてください。
La migration de l'hirondelle rustique

でも最近だったら、異常気象で季節外れに桜が咲いてます。
だから、こういうのもありかも・・・

2番の
Avec leurs mains dessus leurs têtes  Ils avaient monté des murettes
始め、頭の上に手を組んで,彼らは石垣を登ったと考えたのですが(どんな格好やねん!)
登るだったらmontre の助動詞がêtre になります。
avoirを使う事で石垣の高さを上げるのではないかと思いました。
日本で段々畑を作るように、面積の狭い葡萄畑を丘の上まで,開墾していく農民の姿がそこにあるのでした。

Noueuse 節くれ立った、pied de vigneは授業で話に出て来ましたね。
砂地に根を下ろすのに,沢山の根を出していた葡萄の木の姿です。

Mais il faisait des centenaires
Il はle vin ワインが百歳ぐらいの老人達を複数つくった。という意味だそうです。
Il =ワイン、ビックリしました。 なんとワインが長寿の素なのか!!
A ne plus que savoir en fair 
いっぱいでどうしようもない。
蔓延った葡萄の樹のことかと思っていたら、そうではなく、お爺さん達がいっぱいでもてあますぐらい。
安酒飲んで長生きする爺さま達が、わんさといる。そう言う意味だそうです。
だから、Jean Ferratは、ここの部分を歌うとき、確かに口元がほころんでいますね。
S'il ne vous tournait pas la tête
これが一番難しい!! 
フランス人にとっても、この部分はちゃんと考えないと難しい。とのことでした。
まして、日本語で説明してと言われても、大変みたいです。
言外の意味になるけど、不味いワインを飲んで長生きするか、死んでしまってるか、どっちかだとのこと。
先生は、下品な表現を知らないので、私の勝手な解釈ですが
もし、(酒が)頭にまわってしまってなかったらね・・・と言う事ではないかと思います。

3番の
Il faut savoir ce que l'on aime
好きなことをしたんだから責任をとらなくてはいけない。というような意味だそうです。
まあ、自業自得ってことなのかな・・・

H.L.M.(アッシュレムと発音する)
Habitation à loyer modéré 低家賃住宅、団地の事で、イメージとしては悪いとの事でした。
poulet aux hormones
都会を風刺するのに,ホルモン剤で育てた鶏肉のこと。
田舎で育てた地鶏と違って、大量飼育で、安い肉である。
80年代に狂牛病のようなスキャンダルがあったとのことです。
今では、禁止されてる。

歌の意味を知るためには、単に言葉の意味だけでなく、背景になる時代や文化を知らなくてはいけない。
とフランス語の先生は言いました。

とくに、このJean Ferratと言う人は、政治批判の歌を沢山作った人なのです。
この美しい旋律の中にも、彼の社会批判の精神が潜んでいるのですね。

今回、分からないところが沢山あって、私の先生二人にしつこく食い下がって質問しました。

ですから、大意は間違っていないと思うのですが・・・

もし、間違っていたら、私の理解力が足りなかったということで、お許し下さい。

La vie en rose (バラ色の人生)

素敵な対訳をつけた動画を見つけました。



こちらは、現代のバラ色の人生です。
ロシア生まれでイスラエル育ち、現在はカナダのジャズシンガー Sophie Milmanが歌っています。



=====================
Des yeux qui font baisser les miens
Un rire qui se perd sur sa bouche
Voilà le portrait sans retouches
De l'homme auquel j'appartiens

私の目を伏せさせてしまうその瞳、唇から消える微笑み
ほら、これが私が首ったけの男のありのままの肖像画よ


Quand il me prend dans ses bras
Il me parle tout bas
Je vois la vie en rose
Il me dit des mots d'amour
Des mots de tous les jours
Et ça m'fait quelque chose
彼が私を腕に抱きしめ低い声でささやく時
人生がバラ色に見えるの
彼は愛の言葉をささやく
いつも同じ言葉を
そしてそれは私をどうにかしてしまう


Il est entré dans mon coeur
Une part de bonheur
Dont je connais la cause
彼は私の心に入ってくるの
この幸せな気持ち
それがどこからくるのか知っているわ


C'est lui pour moi, moi pour lui, dans la vie
Il me l'a dit, l'a juré, pour la vie
Et dès que je l'aperçois
Alors je sens en moi
Mon coeur qui bat

それは私にとっての彼
彼にとっての私
これからずっと
彼はそうささやき、一生そうだと誓うの
彼を見た時からすぐに,私の中で心がときめくのを感じるの


Des nuits d'amour à plus finir
Un grand bonheur qui prend sa place
Les ennuis, les chagrins s'effacent
Heureux, heureux à en mourir
尽きることのない愛の夜
大きな愛に包まれて
不安も悲しみも消えてしまい
幸せで幸せで死んでしまいそう


Quand il me prend dans ses bras
Il me parle tout bas
Je vois la vie en rose
Il me dit des mots d'amour
Des mots de tous les jours
Et ça m'fait quelque chose
彼が私を腕に抱きしめ低い声でささやく時
人生がバラ色に見えるの
彼は愛の言葉をささやく
いつも同じ言葉を
そしてそれは私をどうにかしてしまう


Il est entré dans mon coeur
Une part de bonheur
Dont je connais la cause
彼は私の心に入ってくるの
この幸せな気持ち
それがどこからくるのか知っているわ


C'est toi pour moi, moi pour toi, dans la vie
Tu me l'as dit, l'as juré, pour la vie
Et dès que je t'aperçois
Alors je sens en moi
Mon coeur qui bat
それは私にとっての彼
彼にとっての私
これからずっと
あなたはそうささやき、一生そうだと誓うの
あなたを見た時からすぐに,私の中で心がときめくのを感じるの


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ここからは私の格闘した疑問点です。
誰もが耳に馴染んだ歌「バラ色の人生」
その歌詞は、分りやすいと思っていたのですが、はてな?と改めて思ってしまいました。
始めから Des yeux qui font baisser les miens って 主語が Des yeux ならqui は不要ではないか?
文章を立て直すと 
Ce sont des yeux qui font baisser les miens.という事で良いのかな? 
baisser 下がる font baisser で下げる・・・
そこで私のイメージとしては
睫毛を伏せた甘い眼差し、それは私の物よ、という感じになります。
Un rire qui se perd sur sa bouche
その唇の上から消える微笑み
Voilà le portrait sans retouches
ほら、ありのままの彼の姿よ(修正無しのポートレート)
となんとも色っぽい男の姿が浮かび上がってきます・

で次に,この前習った関係代名詞 auquel が来るのですが 
こ宇言う意味の文章なのでしょうか?
C'est le portrait de l'homme auquel j'appartiens .
それは私がそれの物である男のポートレートです。
C'est le portrait de l'homme que j'appartiens à lui.
それは私が彼の物である所の男のポートレートです。
つまり,私が首ったけの男だっていいたいのでしょうね。
エディット・ピアフは、きっと自分が普通にしゃべる言葉で歌詞を書いていたのでしょうね。
直接的でドキッとさせられます。

始めの行の Des yeux qui font baisser les miens
les miens 私の目という意味だろうとリョウ君がアドバイスしてくれました。
そうだ直接目的語になるんだ。彼の目が私の目(les miens)を伏せさしてしまうのか!

Une part de bonheur
Dont je connais la cause
をどう受け止めたらいいのかしらと迷っております。

この部分について、さっそくjeanvaljean さんが助けて下さいました。

この幸せな気持ち
それがどこからくるのか知っているわ
それは私にとっての彼
彼にとっての私
これからずっと

une partは、ce qu'une personne possède ou acquiert en propre(petit Robert)と、
la causeは、origineと解釈しました。

une part それは人が自分自身の物として所有している、または手に入れるということ・・・
幸せな私のこの気持ち・・・て感じですよね。
la vie も実に多様な意味を持っている言葉ですね。

本当に有り難うございます。 やっぱり仏仏辞典買おうかなあ~・・・

澄んだ泉で( A la claire fontaine )

授業で教えて貰った歌です。
A la claire fontaine
You Tubeに色々ありましたが、ゆっくり歌っているので、わかりやすいと思い、この動画を持ってきました。



でもこういうバージョンもあります。



A la claire fontaine,               澄んだ泉へ
M'en allant promener               散歩をしていると
J'ai trouvé l'eau si belle        僕はとても綺麗な水を見つけた
Que je m'y suis baigné          僕はそこで水浴びをした

Il y a longtemps que je t'aime         ずっと昔から君を愛している
Jamais je ne t'oublierai.            けして、君を忘れはしないさ

Sous les feuilles d'un chêne,        柏の葉の下で      
Je me suis fait sécher           僕は体を乾かした
Sur la plus haute branche,            一番高い小枝の上で
Un rossignol chantait              1羽のナイチンゲールが歌っていた

Il y a longtemps que je t'aime         ずっと昔から君を愛している
Jamais je ne t'oublierai.            けして君を忘れはしないさ

Chante rossignol, chante,            歌っておくれナイチンゲール、どうか歌って
Toi qui as le cœur gai           陽気な心のおまえ
Tu as le cœur à rire,        おまえは笑いたがるが
Moi, je l'ai à pleurer          僕は、私は泣きたいんだ

Il y a longtemps que je t'aime         ずっと昔から君を愛している
Jamais je ne t'oublierai.            けして君を忘れはしないさ

J'ai perdu mon amie,               僕は恋人を失った       
Sans l'avoir mérité         彼女にとって価値がなかったから
Pour un bouquet de roses,            薔薇のブーケの為に
Que je lui refusais               僕が彼女に贈ることを拒んだ

Il y a longtemps que je t'aime         ずっと昔から君を愛している
Jamais je ne t'oublierai.            けして君を忘れないさ

Je voudrais que la rose,            僕は望む、その薔薇が
Fût encore au rosier           再びバラ色になってくれたらと
Et que ma douce amie              そして、僕の優しい恋人が
Fût encore à m'aimer       再び僕を愛するようになってくれたらと     

Il y a longtemps que je t'aime         ずっと君を愛している
Jamais je ne t'oublierai,           けして君を忘れはしないさ
Si longtemps que je t'aime          とっても永いこと君を愛し続けてるけれど
Jamais je ne t'oublierai            けして君をわすれはしないさ

こういうバージョンもあります。


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ケベックについての授業で、先生が話してくれました。
この歌はケベックで愛され歌い継がれている国民的な歌だそうです。
恋人に仮託して、愛する自分の国(ケベック)を歌っているとのこと。
とても覚えやすいメロディーですが、聞くほどに心にしみてきます。
でも、訳すためには、ちゃんと歴史を知っておかないと、掴みきれないなあとつくづく思います。


clair 明るい、澄んだの形容詞 fontaineが女性名詞のため claireとなります。
avoir le coeur :a rire 笑う為の心を持つ=笑いたい
J'ai perdu mon amie 恋人がamie女性なので、この歌の主人公は男性ですね

Sans l'avoir mérité  
sans mérite で 価値がない、つまらない と言う意味があるのですが
Je n'ai pas merité à elle 私は彼女にとって価値がなかったと同じ事なのでしょうかね?

Pour un bouquet de roses,Que je lui refusais
僕が彼女に(贈ることを)拒んだ、薔薇のブーケの為に・・・
彼女はブーケを欲しがっていた、それなのに彼は贈らなかった。
面倒くさいとか、金がないとかetcで・・・
そういう男は、絶対もてません。気をつけましょう。

Fût êtreの接続法半過去三人称単数 Je voudrais que の後になるから接続法が出るのですね。

恋は一日のように( L'amour , C'est comme un jour )

日本語の題は「恋は一日のように」
恋、激しく燃え、いつのまにか過ぎ去ってしまう、まるで一日が過ぎ去っていくように。
人の力では留めることは出来ない、はかない恋を歌っています。
シャルル・アズナブール Charles Aznavour 1962年の作品です。
歌い方も始めはこの歌詞で歌っていたようですが、後では繰り返しの部分
それは一日のように C'est comme un jour から歌い出すバージョンに変えているようです。
太陽と月と雨を装飾的な表現として、とても美しく使っていますが、役をどうしたらいいか、難しいですね。

太陽が眩しくて、君の目しか見えない・・・
なんて言いながら、ちゃんと白い体は目に入ってるではないか!
本当に男って奴は・・・と私は思ってしまいました。

 L'amour , C'est comme un jour 
「恋、それは一日のよう」

フルバージョンのL'amour , C'est comme un jour



Le soleil brille à pleins feux         太陽が熱く輝く
Mais je ne vois que tes yeux        でも僕には君の眼しか見えない
La blancheur de ton corps nu        君の裸の体の白さ 
Devant mes mains éperdues        わななく僕の手の前に

Viens, ne laisse pas s'enfuir        おいで、逃げ去るままにしないで
Les matins brodés d'amour        愛で刺繍された愛の日々を 
Viens, ne laisse pas mourir         おいで、なくしてしまわないように
Les printemps de nos plaisirs        僕たちの喜びだったあの青春の日々を

L'amour c'est comme un jour         恋、それは一日のよう
Ça s'en va, Ça s'en va l'amour       それは去っていく、去っていく恋は
C'est comme un jour de soleil en ripaille   それは(饗宴)=輝きに満ちた太陽の一日のよう
Et de lune en chamaille            喧嘩をしている=空に輝く月の一日のよう
Et de pluie en bataille            闘っている雨の=降る注ぐ雨の一日のよう
L'amour c'est comme un jour          恋、それは一日のよう
Ça s'en va, Ça s'en va l'amour       それは去っていく、去っていく、恋は

C'est comme un jour d'un infini sourire    それはまるで尽きない微笑みの一日のよう
D'une infinie tendresse             尽きることのない優しさのような
D'une infinie caresse              尽きることのない愛撫のような
L'amour c'est comme un jour           恋、それは一日のよう
Ça s'en va mon amour           去っていく、僕の恋は

Notre été s'en est allé       僕たちの夏は行ってしまった
Et tes yeux m'ont oublié          そして君の目は僕を忘れてしまった
Te souviens-tu de ces jours            君はその日々を思い出すだろうか
Où nos coeurs parlaient d'amour      愛を語り合った僕たちの心があった

Nous n'avons pu retenir             僕たちは引き留めることが出来なかった
Que des lambeaux de bonheur           幸せのかけらさえも
S'il n'y a plus d'avenir             もう未来はないならば
Il nous reste un souvenir             僕らに残っているのは想い出だけだ

L'amour c'est comme un jour           恋、それは一日のよう
Ça s'en va, Ça s'en va l'amour   それは過ぎていく、過ぎていく、恋は

C'est comme un jour de soleil en ripaille    それは(饗宴)=輝きに満ちた太陽の一日のよう 
Et de lune en chamaille             喧嘩をしている=空に輝く月の一日のよう
Et de pluie en bataille             闘っている雨の=降る注ぐ雨の一日のよう
L'amour c'est comme un jour            恋、それは一日のよう
Ça s'en va, Ça s'en va l'amour   過ぎていく、過ぎていく、恋は

C'est comme un jour d'un infini sourire    それはまるで尽きないほほえみの一日のよう
D'une infinie tendresse             尽きることのない優しさのような
D'une infinie caresse              尽きることのない愛撫のような
L'amour c'est comme un jour           恋、それは一日のよう
Ça s'en va mon amour           去っていく、僕の恋は

C'est comme un jour から始まるバージョン、歌詞も少し変えてあります





三つの小さな音符

Trois petites notes de musique

Cora Vaucaire (コラ・ヴォケール)で聴いて下さい。



Trois petites notes de musique 
 小さな三つの音符

Trois petites notes de musique
ちいさな三つの音符が
Ont plié boutique
店の中を静まらせる
Au creux du souvenir
想い出のくぼみに
C'en est fini de leur tapage
演奏を終えると
Elles tournent la page
ページを閉じて
Et vont s'endormir
眠りにつく

Mais un jour sans crier gare
でもある日、予告もなしに
Elles vous reviennent en mémoire
そのメロディーは君の記憶の中に蘇ってくる

Toi, tu voulais oublier
そうさ、君は忘れたい
Un p'tit air galvaudé
小さな心の傷を
Dans les rues de l'été
昔夏の道で起きた
Toi, tu n'oublieras jamais
でも君はけして忘れないだろう
Une rue, un été
あの夏の、あの道を
Une fille qui fredonnait
ハミングをしていた一人の少女を
La, la, la, la, je vous aime
ララララ、愛しているわ
Chantait la rengaine
決まり文句の歌
La, la, mon amour
ララ・・恋人よ
Des paroles sans rien de sublime
歌詞はありふれていて
Pourvu que la rime
韻さえ踏んでいれば
Amène toujours
いつも同じようなものさ

Une romance de vacances
バカンスの恋
Qui lancinante vous relance
恋の痛みを呼び起こさせる
Vrai, elle était si jolie
そう、彼女は本当に綺麗だった
Si fraîche épanouie
開いたばかりの花のように
Et tu ne l'as pas cueillie
君はそれを摘まなかった
Vrai, pour son premier frisson
そう、初めての心のおののきだったから
Elle t'offrait une chanson
彼女は君に一つの歌を贈った
A reprendre à l'unisson
また二人一緒に歌おうと

La, la, la, la, tout rêve
ララララ すべての歌は
Rime avec s'achève
韻を踏む
Le tien n'rime à rien
君のは韻を踏むことがない
Fini avant qu'il commence
始まる前に終わる
Le temps d'une danse
ダンスのテンポも
L'espace d'un refrain
ルフランの間隔も

Trois petites notes de musique
小さな三つの音符が
Qui vous font la nique
君を嘲笑う
Du fond des souvenirs
想い出の奥から
Lèvent un cruel rideau de scène
舞台に残酷な幕を上げる
Sur mille et une peines
数かぎりりない苦しみ
Qui n'veulent pas mourir
いつまでも消えない苦しみの上に




何年か前に、初めてこの曲を聴いたときの感想は、地味な曲だなあ~というものでした。
聴くほどに味わい深い曲なのです。
何がって?
歌詞の意味も深いし、メロディーもワルツ。
1拍が、それこそ小さな三つの音符として続くから、取りやすい。
単調に聞こえるかもしれませんが、いつまでも心に残る歌なのです。

三つの小さな音符という複数形が主語になっているので、歌詞がほとんど三人称複数です。
ELLES て誰だっけと迷ってしまいますが、それは三つの音符なのですね。

歌の背景を一言紹介いたしましょう。
1961年に制作されたフランス映画。かくもながき不在(Une aussi longue absence)
の中のシーンに流れる曲なのです。
この映画は、1961年のカンヌ国際映画祭パルム・ドールを受賞したドラマです。
第2次世界大戦の後の、人々の心の傷を描き出しております。
戦争に行った男を待つ女、そしてナチの拷問で頭に大きなキズを持ち記憶を無くした男。

あらすじは下記のブログでよく分かると思いますので参考にしてください。

http://www.geocities.jp/nachtsflug/sub.cinema.long_absence.html


パリの空の下

Sous le ciel de Paris



Edith Piaf のパリの空の下です。

この歌は、聞かれた方も多いと思います。
ピアフは、やっぱりすごい!
1951年に公開された同名の映画の主題歌なのです。
作詩はジャン・ドレジャックJean Dréjac. 作曲はユベール・ジロー Hubert Giraud。 



=========== ==============

Sous le ciel de Paris             パリの空の下
S'envole une chanson             一つ歌が飛び立つ
Hum Hum                     ンン~
Elle est née d'aujourd'hui          その歌は今日生まれた
Dans le cœur d'un garçon          一人の少年の心の中で
Sous le ciel de Paris             パリの空の下
Marchent des amoureux            恋人達が歩むよ
Hum Hum                     ンン~
Leur bonheur se construit          彼らの幸せは作られる
Sur un air fait pour eux            彼らが醸し出す雰囲気で


Sous le pont de Bercy            ベルシー橋の下には       
Un philosophe assis             一人の哲学者
Deux musiciens quelques badauds     二人のミュージシャンと何人かの野次馬達
Puis les gens par milliers           それに沢山の人々が
Sous le ciel de Paris              パリの空の下
Jusqu'au soir vont chanter         人々は夜まで歌うだろう
Hum Hum                    ンン~
L'hymne d'un peuple épris          この古い街に夢中になっている   
De sa vieille cité                民衆の賛歌を

Près de Notre Dame              ノートルダムの近くには
Parfois couve un drame            多分ドラマが潜んでいる
Oui mais à Paname               そりゃパリだもの
Tout peut s'arranger               なんでもありなのさ
Quelques rayons                 幾筋もの日差し
Du ciel d'été                    夏の空
L'accordéon                   船乗の引くアコーディオン
D'un marinier   
L'espoir fleurit                 希望が花開く     
Au ciel de Paris                 パリの空に

Sous le ciel de Paris              パリの空の下
Coule un fleuve joyeux             大河は楽しく流れる
Hum Hum                      ンン~
Il endort dans la nuit               その川は夜には眠らせあげる
Les clochards et les gueux            浮浪者や乞食達を
Sous le ciel de Paris               パリの空の下
Les oiseaux du Bon Dieu             幸いなる神の鳥たちが(鳩)
Hum Hum                      ンン~
Viennent du monde entier             世界中からやってくる
Pour bavarder entre eux              みんなでお喋りをしようと

Et le ciel de Paris                  そしてパリの空は
A son secret pour lui                秘密を持っている 
Depuis vingt siècles il est épris          20世紀からこっち 彼は気に入られている
De notre Ile Saint Louis               私たちの島、サンルイに
Quand elle lui sourit                 彼女(サンルイ島)が微笑めば
Il met son habit bleu                 彼(パリの空)は青い服を着るんだ  
Hum Hum                        ンン~
Quand il pleut sur Paris               彼がパリの上で泣けば
C'est qu'il est malheureux              それは彼が困ってるってことさ
Quand il est trop jaloux               彼がものすごく嫉妬する時
De ses millions d'amants               彼女の100万ほどの愛人達に(観光客たち)
Hum Hum                        ンン~
Il fait gronder sur nous               彼は私たちの上でうなる
Son tonnerr' éclatant                ものすごい雷鳴になって
Mais le ciel de Paris                  だけどパリの空は
N'est pas longtemps cruel              長いこと無慈悲じゃないさ
Hum Hum                        ンン~
Pour se fair' pardonner                ごめんなさいって言うために
Il offre un arc en ciel                  虹を送ってくれるのさ


=========== ==============

sous(下)  sur(上) の発音に泣いています。

薔薇はあこがれ L'important c'est la rose



Toi qui marches dans le vent                   
Seul dans la trop grande ville            
Avec le cafard tranquille du passant
Toi qu'elle a laissé tomber
Pour courir vers d'autres lunes
Pour courir d'autres fortunes
L'important...


風の中を歩く君
大きすぎる都会の中をたった一人で
通行人の静かな憂鬱とともに
彼女に見放された君
他の月に向かって走るために
他の幸運に急ぐために
大切な物・・・


L'important c'est la rose
L'important c'est la rose
L'important c'est la rose
Crois-moi


大切な物、それは薔薇さ
大切な物、それは薔薇さ
大切な物、それは薔薇さ
そうなんだよ


Toi qui cherches quelque argent
Pour te boucler la semaine
Dans la ville tu promènes ton ballant
Cascadeur, soleil couchant
Tu passes devant les banques
Si tu n'es que saltimbanque
L'important...


いくらかの金を探し求める君
週末をしのぐために
都会の中を君はスイングしてうろつく
日暮れ時、怪しい奴
君は銀行の前を通るけど
でもそれは道化者にしか過ぎないのさ
大切な物は・・・


L'important c'est la rose
L'important c'est la rose
L'important c'est la rose
Crois-moi


大切な物、それは薔薇さ
大切な物、それは薔薇さ
大切な物、それは薔薇さ
そうなんだよ


Toi, petit, que tes parents
Ont laissé seul sur la terre
Petit oiseau sans lumière, sans printemps
Dans ta veste de drap blanc
Il fait froid comme en Bohème
T'as le coeur comme en carême
Et pourtant...


両親に置き去りにされた
可哀想な君
光をなくし,春をなくした小さな小鳥
白い毛織りの上着を着ていても
ボヘミヤ地方に居るように寒い
君の心は断食中(カトリックの四旬節)のようだ
それでもやっぱり


L'important c'est la rose
L'important c'est la rose
L'important c'est la rose
Crois-moi


大切な物、それは薔薇さ
大切な物、それは薔薇さ
大切な物、それは薔薇さ
そうなんだよ


Toi pour qui, donnant-donnant
J'ai chanté ces quelques lignes
Comme pour te faire un signe en passant
Dis à ton tour maintenant
Que la vie n'a d'importance
Que par une fleur qui danse
Sur le temps...


君は誰かとギブアンドテイクでやって来た
僕はそれらの危なっかしさを注意したはずだ
通りすがりに君に合図をするように
言わんこっちゃない、今度は君の番なんだよ
人生は踊る一つの花のためにだけ大切なんだ
時の流れの中ではね・・・


L'important c'est la rose
L'important c'est la rose
L'important c'est la rose
Crois-moi


大切な物、それは薔薇さ
大切な物、それは薔薇さ
大切な物、それは薔薇さ
そうなんだよ




Gilbert Becaud (ジルベール・ベコー)が歌い
「薔薇はあこがれ」という曲名で知られているこの曲
L'important c'est la rose
大切な物、それは薔薇 とと言う意味ですが、さて、その薔薇とはいったいなんであろうか?
恋人、プライド、節操、名誉・・・?
と色々考えてみると、自分にとって何が大切であるかが見えてくると言うおまけがつきます。
それにしてもシンプルで明るい歌ですが、なんだか訳は難しいのです。

Toi qu'elle a laissé tomber
君=彼女は捨てた・・・
この主人公が彼女(薔薇)を捨てたのかと、始め思っていたのですが ・・
はて、そうだろうか?
それに、何で銀行( banques)が出てくるのだ?
saltimbanque(軽業師、道化者)と韻を合わせてあるのですが、何か特別な意味があるのかしら?
Cascadeur(映画の代役、スタントマン)・・
銀行の前を彷徨くからギャングみたいに見られるけれど、君はたいした奴じゃないんだ
というような感じかなあ~・・・
と勝手にこじつけてみました。

すごくトンチンカンな訳になってるのかもしれませんが、まあ、なんでも挑戦です。

でもフランス人なら違和感なく分って歌ってるのかなあ~
先生に聞いたら「分りません」って事でした。

歌という物は、その時代に居ないと分らない部分も多々あるのかもしれません。

うう・・・それにしても難しいなあ~

訂正があれば喜んで受け付けますので、遠慮なく教えてくださいね。