8月12日 単独初ライブ

初めての単独ライブ。
祇園のシャンソンのお店「サントロペ」を貸していただき、
8月12日、午後2時半から、5時まで、やり通しました。
聞きに来てくださった方は43名の大盛況で、危うく立ち見になるところでした。感謝、感謝です。

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つたない歌と、怪しげなおしゃべりでしたが、最後には、一緒になって歌い出してくださる方もあり、まあ、私なりの歌が歌えたかなあ~と思っています。
全20曲、フランス語で、どうにか歌いましたが、発音が、まだまだなってないのでしょうね~
勉強していきたいと思っています。
歌った歌は下記の通りでございます。
今は、もうバテバテ状態ですよ。

           1部

INCH ALLAH                  (インシャラー)
Ma Solitude                   (私の孤独)
Mourir d'aimer                  (愛のために死す)
Padam ..Padam ..                 (パダンパダン)
Le Temps des Cerises             (サクランボの実る頃)

           2部

Je Le vois sur ton visage           (分かっているよ)
Sans toi ma mie              (サントワマミー)
La Boheme                (ラ・ボエーム)
Mademoiselle de Paris             (パリのお嬢さん)
La vei en roze               (バラ色の人生)
Ademain sur la lune              (明日月の上で)

     3部
L’ Âme des Poèt        (詩人の魂)
Palez – Moi D’amour          (聞かせてよ愛の言葉を)
Quand Refleuriront Les Lilas Blancs     (リラの花咲く頃)
L’Amour C’est pour Rien         (恋心)
Hymne  L’Amour         (愛の賛歌)
Les Feuilles Mortes        (枯葉)
Tombe La Neige        (雪が降る)
Sous Le Ciel de PARIS       (パリの空の下)
Mon Amant de SAINT-JEAN    (サンジャンの私の恋人)
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インシャラー 

レバノンとイスラエルの紛争は、益々深刻化して行く一方だ。なんとか、ならないものかしら。
1967年の中東戦争の頃は、戦争が起こっているという意識もなかったような気がする。
インシャラーという曲を、始めて聴いたのは、その頃だったのかもしれない。
エキゾチックなメロディーで、すごく惹かれたものだ。
きっと、サルバドーレ・アダモが来日したときに、TVかなにかで見たのだろう。

しかし、その当時、内容まで考えに入ってなかった。
この曲を、歌ってみたいと思い、楽譜から、歌詞を知るため、辞書を引いて、「OH!」
まずINCH ALLA がフランス語の辞書には掲載されていない。フランス語じゃないんだ。アラビア語で「神の思し召しのままに」と言うような意味だそうで、挨拶によく使われると聞いた。

歌詞は 私の主観的訳ですが

私は、宝石箱に入ったオリエントを見た。
旗になっている月を見た。
私は、その光を詩に変えて、世界に伝えたいと思った。
私がエルサレムを見たとき、そう、岩の上に咲いたひなげしのような・・
その上に身をかがめたとき、私はレクイエムが聞こえてくるのを聞いた。

荒野に立つ、荒れ果てた教会、お前は平和を囁くのか・・
国境危険という文字を、鳥たちが羽で覆いかくしている・・

この小道は、泉に続いている。
一杯の水が飲みたくても、待ちなさい!マリーマドレーヌ、お前の命は水より軽い!

インシャラー、インシャラー、インシャラー、インシャラー

オリーブの木は嘆き悲しむ。その木陰に眠る友や恋人達の為に。
彼らは敵地にとらえられ瓦礫の下で眠っている。
鉄条網に留まっている蝶々がバラをとらえる。
人々は、軽率にも私を的に売りかねない。
神よ、地獄か天国か、お前を見つけるためには、ここはもってこいの場所だね!
イスラエルの地上には、震えている子供達がいるというのに

インシャラー、インシャラー、インシャラー、インシャラー

女達は嵐に倒されても、明日はその血を洗い流す。
この地の道は一枚一枚を石を運ぶ女達の勇気で造られたのだ。
そう、私はエルサレムを見た、岩の上のひなげしのような・・
そうして、私はその上に身をかがめるとき、いつもレクイエムを聴く。

600万の墓標のためのレクイエム
大理石の墓石を持たないもの達のための
地に汚れた、その砂の大地から、は600万の樹が育っていくのだ・・

インシャラー、インシャラー、インシャラー、インシャラー


アダモは、一晩で作詞作曲し、その年の世界的大ヒットとなったそうです。
が悲しいことに、翌年、6日間戦争と言われる中東戦争が始まる。
イスラエル軍の歌と言われ、アラブからは、「反アラブ」の歌と攻撃を受ける。

インシャラーに、どういう思いがこもっているのだろうか。
「神の意志」 それは、人間には、どうしようもないのか?
この悲しい、殺戮の連鎖、それが神の意志なのか??
ある意味、神への抗議の気持ちと受け止められるけれど・・・・

アダモが、中東の状況を把握してなかったのだろうというのは、歌詞からして、よく分かる。
22歳の、音楽青年を政治の世界に引きづり出して、糾弾するのは可哀想な気がする。

1993年に、歌詞を書き直し、新バージョンで発表してあるが、それでも、この初めての歌はインパクトが強く、今でもこちらが歌われることが多いだろう。

20世紀の吟遊詩人、アダモが作ったために、日の目を見すぎ過ぎて、歌うのがためらわれる状況におかれた、この歌。

いつの日か、いつの日か、人間の努力で、憎しみの連鎖を断ち切れないものか?
「神の意志」は、人間に愛を求めるものではないのだろうか?