北斎とリヴィエールと私

夏休みも、いよいよあと一日になってしまいました。
と言っても、毎日が夏休みのような私ですが、なぜか気が慌ただしくなります。
何故ならば、この一月の間、すっかり、勉強を忘れておりましたからね。
9月に入るのが怖いです。

ところで、気になっていた、佐川美術館で展示中の「北斎とリヴィエール」展が明日までになってしまいました。
よっしゃあ!と気合いを入れて、自転車で琵琶湖大橋越えをして、午前中に行ってきました。
もう自転車では無理かと思っていたのですが、かなり足腰の力が回復してきた気がしています。

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こっちはなんだか江戸の町に出現したゴジラかあ~!という感じですね。

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本当に、いつまでたってもオッチョコチョイの私です。
この2枚の写真は、展示会場をお騒がせしたのではありません。
ケータイカメラで「おもしろ写真を撮ってみよう」というコーナーがあったのでした。
「どうせ、顔だけくりぬいた部分から撮すのだろう?」と思って見ていたら、イヤイヤちがう。
いやあ~面白そう!・・・でも、一人で行動している私は、自分でカメラを撮ることが出来ません。
で、三人連れのお姉さん達に声をかけて撮して貰ったのであります。

アンリ・リヴィエールが描くパリの景色に溶けているのは、撮してくれたお嬢さんです。

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この展示会で、美術とは、緻密な指と猛禽のような眼、そして飽くなき努力だと思ったのでした。
北斎の描く針よりも糸よりも細い雨の線のすばらしさ。
それを彫り上げる版画職人の技術のすごさに眼を見張りました。
日本の技というのは、凄かったんだ!
「富嶽三十六景」
昔、永谷園のお茶漬けの袋の中におまけとして入っていたあのカードです。
あれって凄い物なのだ!改めて思いました。
この展示されている作品は、江戸時代に刷られ売られ、庶民が買い求めた、まあ今で言えば写真集のようなものだったのでしょうか?
ああ、あの茶漬けのおまけを集めて残しておいたら良かったなあ~・・・

この展示会を知ったのは、7月の授業で、先生がチラシを見せてくれたからです。
私は、その時思ったのです。
「北斎とリヴィエールって、なんもフランス語で言わなくても 【 川 】って書いたらエエやんか!でも、富士山の絵って海から書いたのが多かったのでは?わざわざリヴィエールなんて気持ち悪う~・・・」
済みません、間違っておりました。
このリヴィエールは、 川 ( Rivière )ではなくって、人の名前だったのです。
アンリ・リヴィエール 
まあ、さしずめ日本人だったら、川本太郎さんといった感じの名前なのかしら?

北斎の絵に見せられて、エッフェル塔三十六景を書いた人なのでした。
リトグラフという手法だそうですが、私にはリトグラフとは何か、分かっていないのです。

北斎が生きたのが1760年から 1849年。
リヴィエールが生きたのが 1864年から 1951年。
二人とも90歳ぐらいまで生きたのでした。
手作業をする人は長生きなのか~・・・そんなことに感心した私でした。

佐川美術館

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きっとバブルの時代に建てられたものではないかと感じました。
別棟でお茶室もあります。
なにはともあれ有効な事にお金が使われて良かったなあ~と思うのでした。
今のように景気の厳しい時代だったら、絶対に作られていなかったであろうと思うのは、貧乏人の僻みでしょうか?

久留米には、ブリジストン美術館というのがありましたが・・・
富豪が芸術を擁護する。王様や大富豪がいて、ドンと芸術家を育てるという時代は過ぎ去ったのでしょうか?
今は、税金という重しがありますから、個人で金持ちをやってられないのです。多分。

芸術を守ってくれるパトロンの居ない時代というのも淋しい物かもしれません。
それは仕方のない事なのでしょう。

ということで、なぜか鹿が踊っているのでした。

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命とは未来に向う意思

台風をなんとかやり過ごしたと一安心していたら、全国各地に土砂崩れの被害が続出してしまった。
私の住まいは、比較的おだやかな所だが、車で20分ほどの山側地区には2度に渡り避難勧告が出された。
この毎日のような雨は、ほとんど、夕刻に、雷と共に、突然たたきつけるように落ちてくる。
日本は、もはや温帯地方ではない、熱帯モンスーンじゃないのかしらと思ってしまうのです。

雨が止んでも、山には雲がかかり・・・
8月24日の景色
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湖の上を雲が、みるみるうちに流れ去っていました。

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こんな雨続きの夏は、私の結構長い人生でも経験したことがありません。
その上、世界各地で、紛争、災害、病気の蔓延、そして心を失ったような犯罪・・・
なんでだろう?なんでだろう?
と、あまり賢くない私でも、頭を悩ましてしまいます。

宇宙の中では、微細な破片に過ぎないような地球なのに、何故人間は争うのでしょうね?
それが宇宙の流れの中で、定まっていることならば、地球が消え去るのも受け入れるしかないのだろうと思います。でも、昨今の異常気象は、自然のなせる技というよりも、人間が自然を浸食した結果起った現象ではないのでしょうか?

地球は怒っているのですぞ!

人間がつつましく、自然と調和した生き方で過ごせば、まだまだ地球は続く事が出来るはずなのですが・・・

地球の歴史の中で人類が存在している期間は、ほんの僅かです。
でもまあ、その僅かの期間なしたこと。その破壊力の凄まじいことといったら驚異的ですよね。
20世紀に入って人間の欲望が沸騰点に達したような気がします。
そして21世紀、人の欲望は、ますます肥大する一方で、我慢と言うことを忘れ始めている気がします。

ここらで、大きく、欲望の膨張をよしとする社会から、大きく転換しないとヤバイよな~
そう思えて仕方が無いのです。

命とは、虫であれ、人であれ、当事者にとって、唯一の大切な物なのです。

今年の夏は、災害や紛争のニュースを眼にしては、ひとり悶々と暮らしておりました。

そして、解決の出来ない問を頭の中でアレコレ考えて・・・・

「人は何のために生きるのか?」
うん、この発想は、あまり役には立たないが、まあ幾分かは前向きだよね。
でも
「生きていて何になるのだ?」
となると、これは、ちょっと危ない領域にかかってきてる考え方では・・・

私は思うのです。
命は、それ自体存続することが目的である。
それは、私もあなたも、玄関ドアに張り付いていた名もなき虫も一緒です。
(名前が分からないだけなんですが・・・、この虫は、いったい何だろう?)

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みんな明日に向って、とにかく頑張ってるんだよ。

だから、欲望を正義という名でくるんで、防衛という名目の戦争を起こして欲しくないのです。
エゴを宗教という言葉に包んで、他者を殺戮して欲しくないのです。
でもなあ・・・・
いったい私に何が出来るのだろう?

私は無力である。
しかし、人間は考える葦なのだ!
なんで葦なのか?それも疑問なんだけれど・・・

とにかく、怪しげな報道に流されず、自分の頭で考えていこうと思う今日この頃です。





飛び出し坊やと困った坊やの違い

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8月に入っても雨続きでしたが、14日、久しぶりに入道雲を見かけました。
ムクムク感がもうひと山欲しいなあ~と思います。
まだ、夏の根性、もっこり入道雲になりきってないぞ!

そうなんです。夜になると、また大雨が降り始め、またもや集中降雨状態になってしまいました。

台風被害が、アチコチに出て、水ぶくれ状態の日本列島ですが、お米は着実に実ってくれているようです。
このまま無事に、実りの秋に移行してほしいものです。

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私は、すっかり夏休みモードで、トドのように、鯨のように、信楽タヌキのように毎日を過ごしています。
14日には春以来行ってなかった図書館に自転車で走りました。
春に脚を痛めてしまい、図書館通いも諦めなければと、ここ半年かなり悲観的人生に傾いていたのです。
で、何をしていたかと言うと・・・
夜中の薄暗がり、布団の中でキンドルのボタンを押してサンプルル本をダウンロードするのです。
無料本もありますが、それらはかなり古い物ばかりで面白くない。
この所、面白いな~と思っているのが、山本一力さんです。
この人、ストーリーの作りが面白くって、読み出したら止まらなくなるのです。
「まあ、ここらで止めておこう・・・」と思ったのに
サンプルを読み終えると「ワンクリックで買う」という表示がでます。
どうやって買うのかな?一度買物画面に行って、そこで買うんだろうなあ~
やってみようとクリックしたら、「有り難うございました」
うそ~、もう買っちゃったの!
でも、「キャンセルするなら、ここを・・・」というボタンがあったので押してみました。
そうしたら、《返品する旨のリクエストに基づき、アーカイブされている商品とデバイスからそれが削除されます。この購入額への全額払い戻しが処理されました。払い戻し額合計が3~5営業日以内にあなたのクレジットカードに加算されます。》

「うわ~、お手数かけて申し訳ない!」
と私は、申し訳ない気持ちで一杯でした。
でも、手元のキンドルの画面を見たら、ダウンロードしたままで、消えてないではありませんか?
「どないしょう?このまま、続きが読めてしまう。そんなんしたらアカンから、もう一度、購入ボタンを押そうかしら?」
こんな事をしていたら商売にならへんやんか~と余計な心配をしながら眠ってしまいました。

でも、翌朝画面を見たら「エラーが発生しました」で、それは消失してしまいました。
ああ、よかった!
でも、画面が消えないうちに超速で読み終えることが出来きる人は、無料で全巻読めるかもしれません。
まあ、気が向いたら試してみてください。

次の日、「そうだ、図書館に行こう!」
お寺の白壁沿いに、自転車を走らすと、気分はすっかり、小学生の夏休みです。
これは、あけびかな?
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夏休み。遊びに出て、家に帰れば、お母ちゃんが氷を入れ冷やした木製の冷蔵庫から、スイカを出して切ってくれたなあ!
そう、まだ電気冷蔵庫のない時代でした。
あの頃と今と、どう違うねん・・・私の気持ちは、子供の時となんら変わっていないのですがね。
変化と言えば、小学生の時は自転車に乗れなかったが、今は乗れている。
そうかあ~、我が人生の中で、進化した部分もあったのだ!

そういう感慨にふけっていると事故の元です。

そこで、角ごとに、飛び出し坊や、飛び出し嬢やが、気をつけのサインを発信するのです。
何でも、この標識の元祖は滋賀県だとのことです。

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子供は、大人がしっかり叱れば、ちゃんと聞き分けます。
しかし、困った坊やは、思い込みがきつくて、自分だけが正しいと思い込んでいるので、どうしたらいいのか、途方に暮れてしまいます。
時間をかけて、気長に教え込むしかないのでしょうね?
平和は、暴力では作れないことを・・・

困った坊や
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日本では、なぜかご長老達が、はしゃいでいるようです。
次世代の党と言う名前の政党が8月に発足しました。

もしかしたら、ジイジ世代の党の間違いではないのか?
と思ったのは私だけでしょうか?

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ce n'est pas parce que に泣く

8月2日は、夏休み前の最後の授業でした。

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前半の授業の最後に,私は言ったのです。
《 C'est très difficile. 》 
 すごく難しい
先生は私に言いました。
《 Ce n'est pas parce que c'est difficile qu'il faut pleurer. 》
  難しいからと言って泣かなくてもいい

うわ~、何と難しい表現だろう。
「泣かいでか!」と私は思いました。
この関西風表現を一般的な日本語に直すと・・・
私は泣かずにはおられないであろう! =私はきっと泣くだろう!

je dois pleurer ! (泣かいでか!)

devoir +infinitif(不定詞) きっと~だろう

推定する意味合いになる場合があるのだそうです。
もちろん、~しなくてはいけない。~すべきだ、と言う意味になることもある。
文脈次第だそうです。
例えば、今日の天気は、暗雲立ちこめているとすれば、
Demain,il doit pleuvoir.
 明日はきっと雨だろう
という具合に・・・

どうしてこんな話になったかというと、
私は、その週、月曜日の夜中に体調が悪くなった話をしたのでした。

「夜中の2時過ぎに脇腹と腰が痛くなって目が覚めた。
1時間ぐらいの間に、何度も吐いた。
痛くて、寝ても起きても居られなかったので、正座して腕を投げ出し俯せになっていた。
J'ai fait le seiza.
 私は正座をしたと言ったのです。
フランスに正座という言葉はない。

Je me suis assise sur les genoux.(私は膝の上に座った=正座)
こういうフォームをする人は、フランスにはいなかったのでしょうね。

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その後、なぜか分からないけど、風邪を引いたみたいだった。
Je ne sais pas pourquoi ,mais j'ai du attraper froid.

ここでdevoir +attraper froid をつかうと
 きっと風邪を引いたんだろう

という表現になると先生は、説明してくださったのです。

それにしても、これは難しすぎです。
Ce n'est pas parce que ~~ que ~~.
 (~だからといって、~ではない)

Ce n'est pas parce qu'il est étranger qu'il est Americain.
 彼が外国人だからと言ってアメリカ人とは限らない
Ce n'est pas parce que je suis allée à l'occident que je devais parler anglais.
西洋に行ったからといって、英語を話さなくてはいけない訳じゃない。

ああ、こんなのは絶対無理だ~!

それより、音を聞き分ける耳の違いが面白かったので・・・

救急車のサイレン
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日本人は 「ピーポー、ピーポー」と聞きます。
フランス人は「 パンポン、パンポン」 pimpon だそうです。

赤ちゃんの呟き

日本の赤ちゃんは 「バブバブ」




フランスの赤ちゃんは 「アルー」 Ahreu
くしゃみの後に、たしかに「アルー」と聞こえます。



電話の音は
日本が《リーンリーン」に対して フランスは 「Dring, Dring ドゥリン、ドゥリング」だそうです。

ドアを叩く音は toc-toc (トックトック)

赤ちゃんは、泳ぐときには眼を開けていることを知りました。

服を脱がせて、オムツをしたままプールに放り込むと、皆スイスイ泳いでいます。
暑さしのぎに見てください。