第4のラスコー洞窟はレプリカ

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この日の言葉は、指物師、もしくは建具屋です

1月14日と21日でラスコー洞窟の壁画に付いてのニュースの聞取りをしました。
21日の後半は、国立図書館 リシュリューの再開についてのニュースの聞取りでした。
ラスコーの聞取りが難しいと思ったけれど、リシュリューに比べれば、まだマシだったと今になって思います。

先生が、書き起こしして下さったので、その分の対訳をしてみました。
リシュリューの分は、まだタッチ出来ておりません。来週までに頑張ります。

Dans la réplique de Lascaux (4)

このビデオの 0:26~2:04 の分です。

Un chien qui disparaît dans un trou plein de ronces, mais ce jour de septembre 1940 devait être le départ d'une des plus extraordinaires aventures.
イバラだらけの穴に消えた一匹の犬、しかし、1040年9月のその日が、最も驚異的な冒険の一つの始まりであった事に違いない。
C'était il y a exactement 76 ans.
それは、まさに76年前のことであった。
Quatre adolescents à la recherche d'un trésor se faufilent dans ce boyau étroit qui mène à un joyau de l'art prèhistorique parfaitement préservé .
そこに宝物を探しに行った4人の若者は、完璧に保存された先史時代の芸術である宝石に導かれる入り組んだ小道に潜り込んだ。
La grotte de Lascaux se trouve au sommet de cette colline qui surplombe la Vézère où se construit aujourd'hui un nouveau fac-similé grandeur nature dans ce bâtiment moderne.
ラスコー洞窟はヴェゼール河上部に張り出した丘の頂上にある、そこには、今では現代的な建物の中に、自然のままの規模にコピーされた新しい物が建てられている。

― C'est par où que tu a glissé?
  あなたが滑り込んだ場所ってここからなの?
― C'est par là qu'on est rentrés. Quand on est tombés dans la salle des taureaux, on était complétement éblouis.
  ここからだったよ、俺達が戻った所は。雄牛のホールに下りた時、俺達は目がくらんでしまったさ。

lascaux1

Ce fringant jeune homme de 89 ans est le dernier un survivant des quatre découvreurs de 1940.
この89歳の溌剌とした若い男は1940年の発見者の最後の生き残りだ。

Et c'est avec sa petite fille qu'il visite la nouvelle reconstitution de Lascaux encore en travaux.
そして、これは、まだ工事中のラスコーの新しい復元工事に孫娘と共に訪れた時の事です。

― On avait des petites lamps et des bougies. Il y avait des ombres et tout.C'était merveilleux , quoi .
  俺達は小さな卵黄とロウソクを持っていた。色々な影があって、全てがなんとも素晴らしいかった。

― C'est comme dans tes souvenirs ?
  これは、お祖父ちゃんの思い出の中のと一緒なの?

― Ah, ouais ouais, Ah, ouais ouais, Il est trop pareil. La présent être l'accord vrai , la véritable.
  おう、うんうん、そっくりすぎる。こいつはまったく本物そっくりだ。そのままだよ。

INA
フランス国立視聴覚研究所

Dans cette grotte, une des plus belles de préhistoire, on se bouscule comme dans le métro.
先史時代の最も美しい物の一つであるこの洞窟の中は、地下テルの中のようにひしめき合っている。

Après guerre, Lascaux un grotte originale attire les foules.
Mais les peintures rupestres altérées par la respiration humaine se dégradent rapidement.
André Malraux , alors ministre des affaires culturelles, décide sa fermeture en 1963.
戦後、元のラスコー洞窟第1は、群衆を引き寄せた。
しかし、これらの劣化した洞窟壁画は人々の呼吸によって、どんどん悪化していった。
文部大臣のアンドレ・マルローは1963年にその閉鎖を決めた。


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語彙
Ronce (f)いばら、devoir être ~であるに違いない adolescent ティーンエイジャー
se faufiler 忍び込む、潜り込む boyau étroit(細長い通路 boyauには腸の意味がある。曲がりくねったétroit狭い)
mèner à(~導く)、 surplomber 上部が張り出す
grandeur 大きさ、規模 、être ébloui 目がくらむ、 fringant 活発な
survivant 生存者、 véritable ありのままの。
INA
(institut national de l'audiovisuelの略 ) フランス国立視聴覚研究所
se bousculer 押し合いへし合いする、ひしめき合う 
attirer 引き寄せる、 rupestre 洞窟の壁に描かれた
altérer 悪い方に変化させる、 se dégrader 次第に悪化する
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冬の楽しみは

今年は暖冬かと思っていたら、一気に寒波が来ました。 

25日の朝、新聞を取りに玄関に行ってドアを開けてみたら、この景色でした。
山頂は琵琶湖バレイ。スキーを待ちかねていた人達は大喜びでしょうね。

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私は、この日、歯医者さんの予約が午前中に入っていたのですが、自転車で行くには、ちょっと恐くて歩いていきました。
3ヶ月前に予約した定期検査の日が、こんな天気だとは!
去年、かかりつけの歯医者さんを変更したのですが、今行っている歯医者さんはとても感じの良い病院です。

待合室のマスコット、虫歯ちゃんと、入歯の見本です。
痛んできてから分る歯の大切さ。皆さん、歯を大事にしましょうね。

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私は、この日、検査をして貰って 「頑張って磨いておられます」と言う、お褒めの言葉を頂きました。
磨き残し 17.9% ちゃんと磨けている部分 82.1% という好成績でした。

今週は、コタツに入って、図書館から借りてきた本を読んで過ごしています。

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月火の二日で、この本の山の、下から5冊を読み終えてしまいました。

何とアトランダムな選曲、ではなく選本でしょうか!でも、それなりに理由はあるのです。

エミリー・ロッダ(Emily Rodda)は、ファンタジー小説なのですが、第1話を読んでしまうと、続きを読んでしまわなくては落ち着かないのです。上橋菜穂子の精霊の守人シリーズのように・・・
リンの谷のローワン(Rowan of Rin)シリーズ、前回2冊借りてあっという間に読み終わり、残り三冊をまた借りてきて、一日で読んでしまいました。

ヨナス・ヨナソンは、「窓から逃げた100歳老人」新聞広告のタイトルで引きつけられ、面白いかもと読んで、次に「国を救った数学少女」を読んでしまいました。
荒唐無稽、でも、背景になる歴史はしっかり抑えてあって、米ソの冷戦の裏がこんなっだったら面白い。
しかしまあ、もう読まなくっても良いわと思ったのですが、また続いて2016年に「天国に行きたかったヒットマン」が出版されたのでで、何となく、続いて借りてきてしまったのです。

宮尾登美子は、今、私の中でフィーバーしています。
彼女の自伝的作品、 櫂 、春燈 、朱夏、 岩伍覚え書き等を読んで、第1次、第2次大戦を挟んだ、日本社会と人々の生き方が、ありありと描かれている面白さに、引き込まれてしまいました。
戦争は、指導者が勝手に行うかというと、庶民も、戦争景気に踊らされ自分から喜んで流されていく部分もあるのだと・・・
私の世代なら、明治、大正、昭和初期の書かれている生活も、まだ理解できるけれど21世紀生まれの人々には、外国文学より分りにくい物となっているのかも知れません。

ミッチ・アルボム
前に図書館に行った時に偶然借りた 『天国の五人』。これが結構面白かったのです。
遊園地の器具の管理をしていた、83際の男が、事故で死んでしまうところから始まり、自分の心の中で、引っかかりになっていた5人の人間と再会して、まあ、日本的に言えば、成仏する過程を書いてある。
それが、なんだか仏教の【満中陰】の考え方に似てるな~・・・・
国は違えど、人間が求めることは、自分の生きてきた意味を感じたいということなのかと思った次第です。
彼の本の中で、一番読みたい本のは、『モリー先生との火曜日』なんですが、ただいま貸し出し中とのこと。

でも、このように本を読みながらも、勉強をしなくてはと、いつも罪悪感がつきまとっています。

まるで、冬休みに宿題をサボってる小学生のような日々でございます。

2017年は王様で始まった

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sur-le-champ とは、直ちに、すぐに と言う意味だそうですが? なんでchampなんだろう? 
champ 戦場の意味なのかしら・・・戦場ではボンヤリしていられないからかな? などと妄想を逞しくしています。

さて、「今年こそは、ちゃんと毎週、復習をしよう!」と思ったのに、やっぱり出来てない私です。
年毎に、身体の動きも頭の回転も鈍くなる。、それを、しみじみと実感する日々が増えて参りました。

J'aurais dû commencer le travail sérieusement au le 7 janvier.
Enfin, je le commencé depuis hier.

私は、7日からちゃんと勉強するはずだったのですが、結局 昨日からになりました。

まあしゃあない。出来る事から手を付けましょう。

14日、この日は、去年もやった L’Épiphanie(公現祭)のお祭りをしたのでした。
去年のブログにも書いてました。 

 お菓子を食べる日 

la galette des rois (ガレット・デ・ロワ)は、公現祭の日に食べるフランスの菓子であって、本来は、お菓子がメインではなのですが、食いしん坊の私には、お菓子を食べる日になっていたのでした。

この朝、珍しいほどの寒波が日本にやって来て、電車が遅れ、私は遅刻が確実になりそうだったので電車の中から、慌ててみんなにメチャクチャなメールを送りました。
私が着くまで、始めるのを待っといてね、と言いたかったのですが
これでは、私が着くまで、食べるのを待ってくれえ~という意地汚い文章になっておりました。

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Mon train n'arrive pas juste à l'heure.
C'est à cause de la neige, alors, Je vais en retard un peu.
Attendez de manger à la galette jusque j'arrive.

私の電車が定刻に着きません。
雪のせいなんで、ちょっと遅刻します。
私が着くまで食べるの待ってくれ~!

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manger(食べる) はまずかったなあ~、せめてcouper (切る)と書いたら良かったと思ったのでした。
後悔先に立たず。覆水盆に返らず。でございますね。

先生は、ニッコリ笑って「食べちゃったよ、また来年ね!」と言ったけど、それは嘘でした。

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切り分けたケーキの中から出て来た フェーヴ はこれです。

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これが当った人はその日の王様か王女さまとなります。

今年は、王様でした。

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こんな幸せな王様は良いですね。

アメリカでは、今日は大統領の就任式を報道していました。
L'inauguration présidentielle
で良いのかな?Google翻訳では、大統領就任式と訳されるからと思って授業に行くと、それは間違いでした。
inaugurationは図書館や博物の様な建物に対して用いる単語だそうです。
L’inauguration d’une nouvelle bibliothèque
 図書館の除幕式
正しくは
la cérémonie d'investiture de Trump
トランプの就任式

とうとうトランプ時代が始まります。
大統領と王様では、権限の範囲は異なると思いますが、ツイッター王のようなトランプの振る舞い寒気を感じる私でした。
議会制民主主義とは、手間暇のかかるものです。でも、そこにこそ意味があるのかと思う今日この頃です。

「もうアカン!」と諦めてしまう。それが何よりアカンのです。
私達には諦めるという贅沢はない。
この言葉をフランス語に訳するには、どういう表現にしたら良いのだと考え続けていますが・・・

とにかく元気をだそうと、自分を叱咤激励して、今日も出かけてきます。

金沢・青春18切符冬の旅

一度行ってみたかった街、金沢に青春18切符を使って行ってきました。
方向音痴プラス慌て者の私ですので、一人で行くのに自信が無く、私のドラえもんとでも言うべき友人にお願いして同行して貰いました。
というより、ほぼ、彼女に連れ廻って貰っただけでした。

青春18切符冬期間は1月10日までです。
その前日9日、しかも青春という名にふさわしい祭日、成人の日に、青春18と言うより、白秋68とでも名付けるにふさわしい出発でした。
湖西線堅田駅 7:24発。
曇天に気分もお腹もスッキリしない私は、ちょっと怯え気味の旅立ちでした。

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近江今津で、乗り換えます。余裕時間は6分。

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8:13で福井9:47着
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福井では、4番先着で階段を下り通路を通って3番線に向います。
この駅では恐竜博士が私達を迎えてくれました。

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ここで乗り換えたら最終目的地の金沢に、11:41に到着です。
ほぼ4時間かかる湖西の旅でした。
鈍行列車のゆっくり旅では、各駅名を楽しみながら・・・
「大土呂」 は「オオドロではなく、オドロと読むのか!オドロいたね?」
「鯖江は良く聞く駅名だけれど、春江だと女性の名前だね。」とか・・・

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さて金沢駅で感激したのは、温水シャワートイレが完備されていることでした。
北陸新幹線開通して、外国人ツーリストも増えると言う事で、金沢は観光に力を入れているようでした。
我が名ガイドに「これは写真を撮っておかないと行けないよ」とアドバイスされて、私は、駅前の大きな雪吊りがしてある樹木のことかと思い込んでいたのですが、さにあらず。金沢駅名物、太鼓門のことだったのです。
あまりに大きすぎて、改札を出たときに屋根だとばかり思い込んでいたのでした。

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時間は、ここでちょうど12時ぐらいでしたが、電車の中で、家から持ってきたおにぎりで力をつけていたので、少ない時間を惜しんで観光に向うことにしました。
まずは1日フリー乗車券を買って兼六園に向いました。
周遊バスの右回りルート、左回りルートが頻繁に走っていて、バスでの交通がとても便利です。

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兼六園の入り口では、観光客相手の店が沢山で、金箔入りアイスクリームが出ていましたが、
「800円以上するのかあ~、まあいいや!この寒さで食べるとお腹もおかしくなりそうだし・・」とパスしました。
何しろ方向感覚の無い私です。もらった案内図を見ても、何所に居るのか馬主が掴めず、ひたすら付いていくだけでした。
歩いたコース
桂坂口を12:20頃入りました。
兼六園公園マップ
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まずは徽軫灯籠(ことじとうろう)を見なくてはとの事で。
この灯籠は、足が二股になっていて、琴の糸を支える琴柱(ことじ)に似ているのでその名が付いたと言われているとのこと。
水面を照らすための雪見灯籠が変化したものだそうで、雪の日は、さぞや綺麗だろうと思われますが、残念ながら、この日は雨の一日となりました。

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兼六公園の冬の名物、雪つり、北陸地方特有の重い雪から木の枝を守るために、藁紐を張り渡してある姿がアチコチで見られました。また、雪の日に来て見たいものです。

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霞が池を超し、七福山から市内の風景を眺め、根上松を過ぎて、梅園を散策、紅梅白梅、素心蝋梅(ソシンロウバイ)など、梅の花がほころびかけておりました。
重要文化財、成巽閣(せいそんかく)では、古い装束の展示がされていたようでしたが、時間間無し、雨もかなり降り出してきたので、時雨亭の前を抜けて真弓坂口に出ました。

ここで、私は言いました。「これでじゅうぶんに金沢させて頂きました。」
彼女曰く 「これで金沢したと言ったら、金沢の人に怒られるよ!」
金沢はこんなものではない!
と言う事で、次は歩いて尾山神社(おやまじんじゃ)に行く事になりました。
山門には、ステンドグラスが使われているという珍しい神社です。
「なんか長崎っぽいなあ~」と思いながら拝観いたしました。
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本殿で参拝している間に、雨脚はかなり強くなり、本殿横の回廊に回り込んで、我がガイドさんは、持ってきたポットで飲み物を作り、お菓子をだしてくれました。
おかげで、ほっこりとし、前田利家の場所姿とその妻、お松の碑を眺めて一休みさせて貰いました。

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私一人だったら、ここで充分めげて駅に向っているところですが、「せっかく来たんだから!」次へゴーです。
周遊バス券を駆使し、金沢の金沢らしい、昔からのお菓子屋さん「飴の俵屋」へ行きました。
目立たない古くからの街のすじを入ったところに、その店はありました。
のれんが下がっていますが、ひらひらの薄い生地ではなく、どっしりとした厚みのある生地でした。
「のれんを守って180年」というのは、お店のことであって、こののれんのことではないですよね。
これは、きっと何年おきか取り替えてるのだと拝察いたします。180年も、こんなに真っ白にしてられないですよね。

この店では、名物の「じろあめ」を 昔食べた水飴のように、棒の先にくるっと巻いてくれた物を試食させてくれます。
とっても、優しく懐かしい味でした。もちろん、お土産に買いましたよ。

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さて、帰りの時間も4時間あまり掛るので、ここらで駅に戻ります。
周遊バスに乗って駅の近くに来ると、運転手さんが、なんと、丁寧な金沢案内を、信号待ちの間してくれました。
温泉に入りたかったら、駅前のアパホテルで800円、タオル付きではいれます。金沢はお茶さん街も見所ですetc
金沢検定にチャレンジ中だとのことで、金沢市民は、観光化に向けて、めちゃ【おもてなし】の準備を始めているのだなあと感心したのでした。
予定時間の4:30まで、1時間ほどの余裕があったので、駅のショッピングモール「金沢百番街」を覗き、小腹が空いた時だったので、夕食には早い時間でしたが、お寿司屋さんに入りました。
その名も 「金沢まいもん寿司」
地の魚7点盛り
ナメラとは、ハタ科の魚のことを、この地方では言うそうです。
ノドクロちゃんとは、のど飴ではなかったのね!
ノドクロとサワラは岩塩で、他はたまり醤油で頂きました。
どれもこれも、とても美味しくて大満足でした。

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そして海苔汁。
ふわ~と海苔の香りに包まれて、出汁のきいた汁が身体を温めてくれます。

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これで元気を付けて
金沢 16:30 = 敦賀 19:19 = 堅田 20:36

青春18切符は、二人で行動するときは、同時に乗り降りしないといけないので、友達は、一度下車してくれて、一台後の電車に乗ってくれました。

何から何までお世話になった一日でした。
金沢満喫しましたよ! 有り難うございました。

比叡山で日中交流

1月3日、比叡山延暦寺に行ってきました。
初詣は神社に行くと思っておりましたが、近場の初詣スポットに延暦寺が入っておりました。
まあ、日本人は、神でも仏でも何でも来いの大らかというか、見境無いというか、そんな国民性だからでしょうか?

京都と滋賀を股にかけた県境の山、比叡山。
私の中では、そこは仲間と歩いて登る道で、膝を痛めて以来「歩くのは、もう無理だ」と思い込んでおりました。
滋賀県に住んだ今、坂本ケーブルを使えば簡単に行けると、今頃気がついたのです。
我家からJRで、たった2駅。
坂本で下車して、日吉大社に向う大通りを20分ほど歩いて、比叡山高校の横が、ケーブル坂本駅です。

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レトロな駅、柵で囲った石油ストーブが置いてあるレトロな待合室。
そしてレトロな電車は、縁号と福号という2両の車輌が、ピストン式に交互に動くシステムのようです。
チケットの裏には「縁」と「福」の謂われが書いてありました。
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第253世天台座主山田恵諦猊下99歳(白寿)の折の御真筆です。
皆様と良いご縁が結ばれ、また、福が授かるよう願って名付けました。  
                                 比叡山鉄道

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(猊下とは=高僧、碩学の尊称。今日では各宗派の管長の敬称に用いる)
そんな大層な言い方しなくってもと思った私でした。

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乗車時間は山頂のケーブル延暦寺まで11分。
チケットを買おうと窓口に行くと、販売係の女性が「3240円です。二人分ですね?」
えっ、ここって信長の時代は大虐殺のあった所、もしかしたら背後霊が私にくっついてきているのか!
1人分1620円でも高いなあ~と感じたのに背後霊の分まで払えるか!
慌てて 「一人です!」と断言したのであります。
これは、後からやって来た3人グループの一人が、代表で私の後に並んだせいで、その人を同行者だと思われたからの様でした。

私が驚いたのは、この乗車時間11分のケーブルに、通勤、通学定期料金が表示されていたと言う事でした。
坂本の街から延暦寺にお坊さんが通うのは通勤になるのだろうか?
しかも、一ヶ月 17800円 もするのですよ。
修行なら歩いて登れというのは過酷なのでしょうね。21世紀だもの!
それに、通学って、比叡山高校に山の上から通う子がいるのかな?

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11:30 ケーブル坂本駅乗車。
延暦寺駅で下車して延暦寺を目指して歩きかけたのですが、東海道自然歩道の案内が出ていたので「少し歩いて見よう」と階段の山道を登ってみると、辿り着いたのは奥比叡ドライブウエー【無動寺】のバス停で、そこから先はコンクリートの車道でした。
ガッカリして、来た道を戻り、正しい参詣順序を辿ることといたしました。

延暦寺入り口です。この左側の旗はいったい何だろう?延暦寺旗とでも言うものなのだろうか?
そして、入り口で入山料なのか拝観料なのか 「700円」を支払いました。
霊場の神力のご加護のお陰か、今度は背後霊代金を請求されることはありませんでした。

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境内に入って何所に行こうかしらとウロウロしていたら、男女二人連れの内の女性の芳が「素晴らしい!」と叫んで、石碑にかけ寄り、しきりにスマホで自撮りをしようとしています。
でも、石碑が大きすぎて、上手く写せないみたいです。
とても流ちょうな日本語でしたが、アクセントから、中国の人かな?と思い、ジャスチャーで、「私がシャッターを押しましょうか?」
と尋ねると、スマホを差し出しました。
「わ~、中国語のスマホだ!全部漢字や!」とちょっと感動しました。
私はスマホで映像をとると、たいていブレてしまうのです。
平べったくて長四角の画面を上手く支えられないのだと思います。
2枚写して、見て貰いましたが ジェスチャーで「残念ながらダメ、もう一つですね!」という感じで却下されました。
彼女に、此所をこうしてと、操作を指示され、もう一度取り直して、なんとかOKが出ました。
私は、これが国民性の違いだなあ~と感心したのでした。
私だと、ちょっとまずいなと思っても「これで結構です。有り難うございました。」とつい言ってしまいそうです。
それでは思うことが伝わりません。
これからの国際化した社会の中では、自分の意思をはっきり伝えなくては、日本人は生き残れないぞと思ったのでありました。
同行の男性の話に寄れば、この女性は台湾の方で、長らく日本語の勉強をされているとのことでした。
「この字、何て読むんだろ?」と私がつぶやくと、彼女は即剤に答えました。 「比叡です。」
言われてみて、改めて眺めて、比叡だと分りました。さすが漢字の国から来た人ですね。
後で思ったんだけれど、二人連れだったんだから、男性が彼女を写してあげれば良かったんですよね。
でも、まあ日中交流になって良かったかなと思った一幕でした。

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この地のメインである根本中堂は、改装工事中でしたが、内部は拝観できました。
永年の祈祷の煙のせいでしょうか、真っ黒になった大きな柱が立ち並ぶ本殿ですが、撮影禁止です。
門前には、大きなクレーン車がそびえていました。

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宗教心の無い私は、お参りというより、山の空気が吸いたかったのです。
何百年もの時代を経た杉の木立は、やっぱり気持ちが落ち着きます。

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せっかくここまで来たのだから、山頂に行きたい。
でも足に自信が無い私なので歩けるところまで行ってみようと、境内から続く東海道自然歩道に足を踏み入れました。
このままずっと歩いていくと京都まで歩いて行けるし、乗ろうと思えば、京都側のケーブルもあるのです。
京都側ケーブル駅まで行ってしまうと、戻る気力が無くなりそうなので、「引き返す勇気も必要だ!」と1:30まで歩いて、景色の良いところで一休みして、戻って来ました。

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山頂駅までは、あと700mでしたが、右足首に痛みが出て来たので無理はせずに戻りました。

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途中で見かけた石碑です。
宗教は、何時の時代も権力と絡み合って存在し続け、生き延びたのか。

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帰りのケーブルの中に数人のお坊さんが乗っていました。きっと通勤定期なんだろうと思いましたが。
その中の一人、まだ二十歳前後と思える若者に聞いて見たいなあと思ったのですが、そんなことを尋ねられたらビックリするでしょうね。
「宗教で人を救えると思いますか?」と・・・

世界中に広まるテロの続発を見るに付け、21世紀こそ、宗教者がもう一度宗教と向き合わなくてはいけない時代ではないのか?
などと思うお正月でした。

それはそれとして、この日歩いた歩数は、22,400歩でした。前日は歩いた歩数は15,000歩。
今年は、とにかく新年から頑張ろうと思っているのです。

月と星が寄り添うように

1月2日の夕刻、琵琶湖大橋を歩いて、ふと空を見上げると、三日月と星が仲良く瞬いているのが見えました。
あれっ、こんなの珍しいのでは・・・
残念ながら、私のコンパクトカメラでは、こんな具合で、とてもその雰囲気はとらえられませんでした。

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翌日のニュースで、3日に月と火星が大接近をするという事を聞きましたので、その前夜の空だったのです。
宇宙空間では、お隣さんというような近距離ではないのですが、仲良く二人で、空を渡っていく姿に、ちょっと心温まりました。

アメリカ合衆国の星条旗も、星が並んでおりますが、今年は、その星々が、離ればなれにならなければ良いのだがと危惧いたします。
今年は、世界でも日本でも、一体どんな事が起るやら?
世界中が、トランプ氏の政策が予測できないと、新聞等で報じていますが、トランプ氏自身も、自分が何をしようか考えついていないのではと、私には思えてなりません。
口から出任せと張ったりを噛ませて、なったのは良いけれど、大統領になって、さあ何をしたら良いんだろう?
状態なのではないでしょうか?世界が、ドミノ倒しならぬ、トランプ倒しにならないことを夜空に祈るのでした。

話変わって、私は今年は、なるべく身体を動かそう!と決意いたしました。
とりわけ冬場は、家に籠っていると気分が落ち込んでしまいます。
で、2日、琵琶湖を越えて、徒歩で遠征したのであります。
この日も快晴でした。
この橋を、歩いて渡る人は、あまりおりません。中央付近に差掛かると、車の車輪が通過する部分から、琵琶湖周航のメロディーが聞こえてきます。
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本日の目的地は・・・といっても、特に目的はないのですが、久しく覗いていない、大型ショッピングセンター「ピエリ」の中を見てこようというものです。
大きすぎて、以前行ったときは空き店舗が目立っていたのですが・・・
この形は、もしかしたら海上に浮かぶ客船をイメージしているのかしらなどと思いつつ、琵琶湖大橋を渡りました。

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波の上には、平家物語の時代から変わらず、都鳥 それとも鴨か、無心に餌を求めて漂っております。
まあ、この鴨に言わせれば 「無心で食糧を探せるか!!気楽なことを思うんじゃない!」
食べられる方の魚にしたら、もっと大変なことでしょう。生きると言う事は、食うか食われるかの世界なのであります。

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辿り着いた人間界は、愚かなとでも言うべき正月商戦の真っ最中でした。
建物の一角では 「さわれる動物ランド」と銘打って、ライオンや象のポスターが貼ってあったけれど、あれは絶対嘘ですね。
有料コーナーだったのでパス。
目の前の自動車の展示コーナーでは「らくがきカー」だって! 私は思いました 「アホカ~ 」
一応、韻を踏んだつもりで・・・エヘヘ
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正月で、遠出をするより近場で過ごそうという、親子連れ、爺婆孫連れが沢山押寄せ、結構な賑わいでした。
非正規雇用であろうと思われる若い人達が、多く働いています。
このセンターが潰れたら、また、新たな雇用を求めて活動しなくてはいけないんだなあ~、と、一人心配する私でした。
この近江の地は、場所は平野が多く、気候も厳しくありませんが、農業人口は減る一方です。
スポーツジムで出会う、元気な高齢者達の会話を耳にすると「子供に田畑を次がせるのは無理だから、自分たちの代で終いやな」
と言う声がよく良聞こえてきます。
今の日本の農業を支えているのは、70代から80代の世代なんですよね。
このまま行くと、食糧危機に陥るだろうと、溢れるスーパーの食材、ビルの中の、カラフルな飲食店を見ながら思うのでした。
でも、日本人って、次々と、新しいアイデアを出していくから、心配しすぎなくても良いのかも知れませんが・・・

和風ハーゲンダッツのごとき店を見つけました。久世福商店だって!
和風ネーミングが、これからの売りなんでしょうか? でもとにかく、美味しそう!

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苺と木苺シャーベットを、おもわず注文して食べてしまった私です。ゴメン。

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言ってることと、やることが矛盾してるよな~・・・
人間は、矛盾の中で生きる生きものであるのです。

2017年は神より人に頼ろう

新年明けましておめでとうございます。
今年の初詣で買って来た絵馬です。

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2017年、快晴の穏やかなお正月となりました。
まあ、何はともあれ、形だけでもお正月気分になろうと、洋風おせちと雑煮の元日です。
タタキゴボウ、棒鱈、紅白蒲鉾、イカ明太子和え、数の子、山芋の梅和え、栗きんとん、黒豆
鶏肉と野菜のすまし雑煮。
自分で作ったのは黒豆と山芋の梅和え、雑煮だけなのですが・・・
昨年末に、兄から博多福やの辛子明太子セットの数の子、明太子etc、長崎の友達からは、どっさり蒲鉾セットを送って貰い、何としても正月に食べたければとの苦肉の、お節でございます。
それに、31日に、JAに買物に行ったら、棒鱈、タタキゴボウ、栗きんとんと少量パックが売ってありました。
都会ではない我家の近くでも、このような少量パックが増えてきたのは、一人暮らしの私には有り難いことです。

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さすが、地元に支えられているJAです。
31日の5時に店を閉めたら、正月7日開店で、6日まではしっかりお休みとのことでした。
私は思いました。 「エライ、日本人も正月休みぐらいたっぷり取るべきである。」と・・・

大手百貨店は、今年から元日は休日にしたそうですが、近所のスーパーは、どこも元日10時から初売りです。
それどころか、大晦日のチラシでは、BIG(車の販売店?)は、8時、ヨドバシカメラは8:30からの初売りとのことです。

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あまりにも、過酷な労働条件だ、許せない!とひとり憤ったのであります。

しかしながら、スーパー平和堂の福袋の広告、ソックス10足で千円を見て、思わず「安い!」
元日の午前中に買いに行ってしまいました。私って、軟弱な思想の持ち主なのであります。
結局、3千円、2千円を各1個、千円を2個、計4袋の福を買ってしまったのであります。
デパートでの高級福袋は一億円などというのもあるそうですが、庶民の下流福袋は、こんなものであります。

そして、うららかな元日の午後、ご近所の神田神社に初詣に行きました。

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本殿の前は意外と長蛇の列でビックリしました。これも好天気のお陰でしょうか。
謎の物体が目に付きました。これです。
手が届く鳥居とのことですが、去年まであったのかしら?あっても気がつかなかったのだろうか?
まあ、何にしろ、商魂と結びつけると、新名所になるのでありました。

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手が届くところにあるから、願いを込めて撫でたら良いのでしょう。
が、私の心の中には、特に切実に願う物が何もない事に気がつきました。
個人的には、何もありませんが、世界中から貧困、差別意識、戦争がなくなって欲しい。
でも、それって手の届く望みと言うには、漠然としすぎているかもと思います。
手の届くあたりの願いと言えば「物忘れがひどくなりませんように・・・」ぐらいでしょうか?
と、思い惑っていたせいかもしれませんが、参拝の行列に並んで、お賽銭があるかと小銭入れを確かめ、バックに入れてカメラを取り出して、写真を撮ってましたら、後の方で声がします。
「誰か落としてませんか?」
私の小銭入れでした。カメラを取り出すときに落としてしまっていたのです。
御礼を言って受け取りました。ああ、ぼけ封じのお守りを貰わなくてはと思ったのです。
が、この神社には、交通安全、家内安全、厄除け祈願のお守りしかありませんでした。

まあ良し!気分を変えて、お神酒を頂こう。
右から、賀茂の鶴、白鶴、松竹梅2本。迷っていると、隣の小父さんが「賀茂の鶴!」とアドバイスを下さいました。
賀茂と言う名前からして「京都のお酒ですか?」と聞くと 「広島」とのこと。
おぬし出来るなと感心して味わいました。爽やかな甘みがあって、美味しかったです。

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最後に、お神籤を引きました。
この箱を逆さにして、出て来た棒の先の番号を社務所に申し出るシステムです。

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私のお神籤は29番、中吉でありました。程々が何よりと言う事でございましょう。
それに寄りますと
《 失せ物 出ません 人手にあり 》
だったんですけれど、私の場合、誰かが拾ってくれて、戻って来たのであります。

神頼みをするより、人を頼って生きていく年にせよということではないかと思った新年でした。

人に甘えず、人を信じて、新年にあたり信念を持って生きたいものだと改めて思ったのでした。