Moi, un poisson. mais,je voudrais voleter dans le ciel !

魚だって大空を飛びたい !

100年の時の流れを考えてしまった

私の住む琵琶湖西岸地域は、湖と1000メートル級の山の間にあるせいか、冬になるとお天気が変わりやすく、毎日のように時雨れがちです。
湖の上や、山沿いに、しばしば虹の姿を見かけます。

我家の玄関先から見た11月23日の虹です。
虹の橋の上は霞んでしまい、
左側と
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右側です
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今日から師走となりました。
さあ、パソコンの前に座っている場合ではないと気が焦ります。
と言って、特にする事もないのですが、本日は集合住宅の配水管一斉点検なので、点検掃除に来る人を待っているのです。

今年中にしておかなくてはいけないことは何か?
遺言書も作成したし樹木葬の申込も済ませたけれど、昔はあり得なかった問題が残っていました。
死後に諸種の有料契約関係を解除して貰うためには、クレジットカード、インターネット関係のIDやパスワードが分るようにしておかなくてはなりません。
自分で今解約しようと思っても、やり方がよく分らないぐらいややこしそうです。
かといって一覧表にして壁に張っておくのも危ない話でありまして、どうしたら良いかしらと悩んでおります。
とにかく、人に迷惑をかけないよう、なるべく早く整理しておかなくてはと思う今日この頃です。

そんなこともあり、もうおそらく読まないであろう、そして引き取ってもらえないであろう本を思い切って、古紙回収に出してしまいました。
頑固なセルバンテス爺さま、自己陶酔型のゲーテ君、夏の草いきれのたつあばら屋で赤ん坊時代の寝息を聞いたような気がしたジャン・クリストフ、そして読んでないのよ魔の山は・・・ゴメンねトーマス君。さようなら世界文学全集!
回収日の前日に出して、翌朝、やっぱり止そうかとの思いも過ぎったのですが・・・
私のモットー ・・・ 捨てた男と本に未練を残すな!
その心は、回収しても、やっぱり邪魔だと言う事です。なんて・・・

161124-b1.

思えば、高校を卒業し自分で金を稼げるようになった時、何が嬉しかったかと言うと、自分で本が買えるようになったということでした。
毎月筑摩書房から出る世界文学全集を予約して、わくわくしながら1冊づつ買っていったのです。
後でゆっくり読もうと思いつつ、いつの間にか月日は流れておりました。
そして、時間が出来た今開いて見れば、なんと小さな文字でしょう!
昔は、これが苦も無く読めたのね!
とても眼鏡をかけて読む気力も、また、そのあまりの重さに手に取って読む気も失せてしまっていたのでした。
その頃から、ほぼ50年が過ぎ去っていたのですが、それだけではなく、もっと古い本が目に付きました。
本箱の隅においたままの父の遺品である数冊の本も、私が処分を決めておかないといけないだろうと迷っています。
本当に古い本なんです。

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ブックオフに持っていっても、きっと廃棄処分だろうな~と思いつつ、よくよく見て見たら、横書きの文字の部分も、なんと右から左に書いてあるという古さで、その上定価が弐円と書いてあります。
その当時、白米10kgが 1円78銭 だっだそうですから、今で言うと、4千円前後でしょうか?
ちなみに、私は3キロ以上の米を買うことがないので、10キロの値段がよく分らないのですが・・・

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発行日は大正元年。1912年7月以降が大正元年になります。
なんと、104年前に出版された本だったのですね。

161123-06

前のページの最後の方から一部だけ序文を書き出してみましたが、読めない漢字が沢山ありました。

茲(ここ)に弊館創立廿五周年記念出版の一として佐佐木芳賀両先生に請い、和歌叢書(そうしょ)を刊行し、第一期として萬葉集以下近世書家の歌集にいたる六巻を収む。而(しか)して、或(あるい)は注釋に、或は校訂に、或は選出に、各巻いづれも、従来流布せる類書に比して、何らかの特色を発揮せむ事を期す。本叢書が、幸ひに江湖の需要を充して、圂家の文運に資する所あらむには、本書刊の目的は達せられたりといふべし。

                              大正元年八月 博文館
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
(注:  叢書= 種々の書物を集めまとめたもの。種々の書物を、一定の形式によって順次刊行してゆくもの。シリーズ。
    江湖= 世の中、世間 )
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

わずか100年前、こんな難しい書き方をしていたのですねえ。この年の6月までは、明治45年だったという年です。

でも、この中でも校正ミスを見つけたぞ「廿五年記念」となっていたけれど「廿五周年記念」が正しい。
まさか、104年後にチェックされるとは思ってなかったでしょう。

私は、ここでお宝発見と自慢をしたいわけではないのです。
蔵書に対する価値観が、この100年で、まったく変わってしまっているなと実感したのであります。
100年前の人々は、それこそ何百年後にも残ると信じて、また、世の中を変える物となる信念を持って、一冊ずつ作っていたのですね。
幸ひに江湖の需要を充して圂家の文運に資する所あらむには、本書刊の目的は達せられたりといふべし

ああ~、なんと高雅な文章でしょう。その意気込み、その根性に感心して、思わず拍手しちゃいそうです。

様々な分野において、今、大きな時代の転換点だと感じます。
21世紀末には、きっと本は、ほとんどデジタル化されて、端末で読む物となっている事でしょう。
「昔は、本を読むのに、紙をを使っていたんだって!」「へえ~、ほんまか!そんなこと出来る資源があったんだね~」
などと会話がされているかも知れません。
私の生きた時代が、最後の手書き文字の時代になるのでしょうか?
まあ、それも良し、人類が争わず共生して続いて行ってくれるなら、などと思うこの頃です。

現代では、読み終わったらすぐに売る。それがポイントだそうです。

Book Offの売り場
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そして、今一番高く売れる文庫本は・・・何者だ?

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「何者」ってなあに?
2012年下半期の直木賞を取った作品でした。
作者は 朝井 リョウ です。
ああ、小母ちゃんは読んだことないで~「あんた何者?」とつぶやいてしまいました。
今度、図書館で探してみようと思います。

これまでは、100年サイクルぐらいで変わっていた、社会の形は、もっと短いサイクルで変わっていくだろうと言う気がします。
それはそれで仕方が無いし、もうパソコンのない生活を考えられない私が居ます。
が、人間の本質は、1000年前も100年前も、500年後も、同じだと思うのです。
人を愛しみ、自然を畏怖し、慎ましく驕らず生きていきたいものです。

私は、正月が来ても、トランプだけはしないでいようと思ってます。
トランプだけは、今後一切したくない。なぜって、思い出したくもないアメリカ大統領選挙。
来年は、花札で勝負だ!

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■ プロフィール

Author:Kaguya
外国語音痴の私が、ふとした切っ掛けでフランス語とシャンソンの勉強を始めることになりました。
それはまさに魚が空を飛ぼうとするようなものです。
はたして鳥になれるかな・・・?
駄目で当たり前、失敗は明日の糧を信条に・・・
          by Kaguya         

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