2018/04/02

二つの美術館ーMIHO MUSEUM(ミホ ミュージアム) ・青山讃頌舎(アオヤマウタノイエ)

いつもの年なら、桜前線はどこまで来たのかと心躍らせる時期ですが、全国一斉に咲いてしまった感があります。
あっという間に散ってしまいそうです。
そこで、昨日は、桜と美を求めて(?) 二つの美術館をめぐってきました。

実を言うと、友達に誘われ、車にも乗せてもらって、ただボウッとして出かけた私でした。

忍者の里、甲賀にあるというミホ美術館。
「能や狂言で使う面の展示会をしてるのよ。どう?」
と言われて、また みほというかわいい名前に、こぢんまりした建物をイメージしていたのですが。

とんでもない、超巨大ミュージアムでビックリしたのでした。

MIHO MUSEUM(ミホ ミュージアム)

車を止めて降りたところが美術館かと思ったら、そこは、受付の建物でした。
この棟に、レストランと土産物売り場もあります。

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美術館はどこだ?
と思ったら、ここから、私の足なら、まだ10分ほどかかりそうということ。
シャトルバスが出ていると言うことでしたが、痛む膝を気にしてはいけない。
歩くことにしました。
しだれ桜の並木を歩くと、山を貫くトンネルがあります。
なんかすごい設計なので、「有名な人が作ったんだろうなあ~、ものすごいお金が掛かってそう!」と思いました。
設計者は、ルーブル美術館のピラミッドを設計したイオ・ミン・ペイ氏です。
この美術館の運営は、大きな宗教団体らしいですが、あまり宗教色はありませんでした。

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このトンネルを抜けると、光の世界に出るような気がするのです。

美術館の建物の入り口

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広大な建物で、常設館は南側で、北館に、今回の特設点が開催されていました。

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古典芸能、猿楽に使われた面を集めて展示してありました。
大和・近江および白山の周辺がメインとのことですが、九州や四の寺社の物もありました。
なかなか面白く、あっという間に1時間半が過ぎてしまい、その棟にあるカフェでランチにしました。

古代米と揚げた野菜を、オイルと柑橘系のドレッシングで味付けした一品とサンドイッチ。
すべて、種から作ってあるという無農薬の野菜だそうです。
優しい味の野菜・・・
根菜やフルーツのサンドイッチが混ざり、とても美味しく頂きました。
「サンドイッチで1200円は場所代だよね」と始めは思いました。
食べて納得。量も、ちょうど食べきれる量でありがたかったのです。
が、同行の友には、「ちょっと足りないわ。」とのこと。
一般的には、物足りない量のようです。

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帰り道は、こんな感じです。

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行きよりも、幾分花が開いた感じがするのでした。
桜を楽しみたい人は、今週中に言った方が良いでしょう。

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なんと、最新のしだれ桜情報まで、ここのHPには掲載されておりました。



次に向かったのは、伊賀市にある、青山讃頌舎です。
ミホミュージアムと比べると対照的な落ち着いた日本的な美術館です。
入り口横に茶室がしつらえてあり、予約したらお抹茶と菓子をいただけます。
春秋の2期、3ヶ月づつの土日だけオープンします。

青山讃頌舎(あおやまうたのいえ) 

2017年に亡くなられた穐月明画伯の意志を継いで、
今年から一般財団法人 東洋文化資料館青山讃頌舎として活動していくことになったそうです。

青山讃頌舎を、あおやまうたのいえと読みには、なかなか難しいですね。
デジタル大辞泉の解説の解説によると、
 讃 
 1, ほめたたえる。「讃歌・讃美/称讃・絶讃」
 2 ほめたたえる文。また、絵に添える詩文。「画讃」
 3 仏徳をたたえる言葉。「梵讃(ぼんさん)・和讃」

 発音は、ショウ、ジュのどちらかが用いられ、 
 じゅ【×頌】
  《〈梵〉gāthāの訳》梵語(ぼんご)やパーリ語の詩体の一。
  仏教では仏・菩薩(ぼさつ)の功徳(くどく)や思想などを述べた詩句をいい、
  漢訳されたものはふつう四言・五言の形をとる。偈(げ)。「頌を唱える」
  「頌偈」
 しょう【×頌】
 1 人の徳や物の美などをほめたたえること。また、ほめたたえた言葉や詩文。
 2 「詩経」の六義(りくぎ)の一。
   宗廟(そうびょう)で、祖先の徳をたたえる詩歌。
 3 キリスト教で、神をたたえる歌。頌栄。

まあ言うなれば、青山という地を、褒め称える詩の家という意味だと思います。

穐月明という画家は、生まれたときから仏教思想が値の中に流れていたような人だったのではないかと思います。
書と絵が一体となった作品も多く、そこに書かれている意味を、館長さんに読み解いて頂くも楽しいひとときでした。

館長さんは、画伯のご子息で、また、館長ご夫妻は、私の友人でもああります。
文化遺産とはいえ、それを保存し残していく大変さを、よくぞ引き受けたなあ~と、私は感心したのです。
「日本の文化を継承していくことには、価値があると思う。」と気負いなく言う、その自然体が、青山讃頌舎を揺るぎない物にしていくと思うのでした。
お茶室で交わされる、館長とお母上の哲学的、かつユーモアのある会話を楽しく聞かせて頂きました。

入り口
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茶室
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画像は2015年10月の物です。

桜が綺麗だったのに、写真を撮るのを忘れていました。


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